今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/7〜 11/11)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 102.00 〜 106.00
ユーロ/円 ・・・  112.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・  78.00  〜 81.50
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FBIがクリントン氏の私用メール問題を再捜査すると発表してから1週間以上が経過しましたが、


市場は警戒感を強め、「トランプショック」に備えて一部ポジションを縮小したり、あるいは下落に


備えたポジションを構築したと見られます。


先週1週間は、安全通貨の円が買われ、リスク資産の株は大きく値を崩していました。


ところが、6日の日曜日に突然「調査の結果、クリントン前国務長官に関してわれわれが7月に表明した

結論は変わっていない」と、FBI長官が表明したことで一気に事態は変化してきました。


大統領選を明日に控えてこのタイミングで「シロ」と決めたことも、何かすっきりしないものを


感じますが、これでクリントン氏が俄然有利になるもと思います。


先週、ドル円は102円台前半まで円高が進み、1ヶ月振りの円高水準を記録しました。。


また同様に、安全資産の債券が買われ長期金利も低下しています。


一方、リスク資産の株は大きく売られ、代表的な株価指数であるS&P500は9営業日続落して


います。


投資家が「トランプリスク」に備えてリスクを減らす行動に出た証左です。





FBIがクリントン氏の私的メールを事件性がないと判断したことで、再びリスクオフが後退し


ドル円が買われ、株価も上昇するものと見られます。


明日の大統領選では、クリントン氏が有利とは見られますが、それでも圧勝するとは思えず。最後まで


結果はわかりません。


仮に次期大統領にクリントン氏が決まれば、市場の次の注目材料は12月のFOMCになります。


ここで利上げがあるかどうかが注目ポイントになります。





その利上げに大きな影響を与える雇用統計が先週末発表されました。


非農業部門雇用者数は16.1万人と、市場予想を下回りましたが、9月と8月分は共に上方修正され


、労働市場の好調さは続いている印象です。また失業率は4.9%で、こちらは予想通りでした。


良かったのは平均時給です。前年比2.8%上昇し、今後の個人消費の拡大に繋がる可能性があり、


今後は物価上昇の一因になることも考えられます。


全体的に見れば、12月利上げの環境がさらに整ったといえる内容でした。





週明けの月曜日には、クリントン氏にとって、有利なニュースが飛び込んできましたが、


NY市場ではこのニュースで不安材料の一つが払拭されたことから株価の反発が予想されます。


それに伴って、ドル円も105円近辺を試す可能性が出てくると思われます。


まだ地合的には105円を超えて、どんどん上昇するとも思えませんが、クリントン大統領誕生を


前提とするなら、ドル円の100円割れの可能性はかなり遠のいたと見ています。


目の前の黒い霧が一つ取れ、ドル円は103円から105円の間でもみ合い、年末に向け緩やかに上昇


して行くという「メインシナリオ」が維持されそうです。













■ 今週の注目材料 ■



11/7(月)

  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(9月20日、21日分)
  • 中   中国10月外貨準備高
  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高
  • 米   10月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   9月消費者信用残高



  • 11/8(火)

  • 日   10月景気動向指数
  • 中   中国 10月貿易収支
  • 独   独9月鉱工業生産
  • 独   独9月貿易収支
  • 英   英9月鉱工業生産
  • 米   大統領選挙、議会選挙(上院の3分の1と下院全議席)
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 加   カナダ9月住宅着工件数
  • 加   カナダ9月建設許可件数



  • 11/9(水)

  • 日   10月景気ウオッチャー調査
  • 日   9月貿易収支
  • 日   9月国際収支
  • 中   中国 10月消費者物価指数
  • 中   中国 10月生産者物価指数
  • 欧   欧州委員会、経済見通し発表
  • 英   英9月貿易収支
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 11/10(木)

  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   10月財政収支
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演




  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)
  • 米 NY債券休場(ベテランズデー)
  • 米   11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演



  •  
    11/5(土)

     



    11/6(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。