今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/5〜 12/9)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  111.50 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  116.00 〜 122.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 86.00
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先週のドル円は、週初に多少の下押しがあり、「調整らしき」動きはあったものの、115円に


迫る水準までドル高が進み、依然としてトランプラリーが継続しました。


OPEC総会では8年ぶりに「減産合意」に達し、WTI原油価格が51ドル台まで上昇し、それに


伴ってエネルギー株などが上昇し、「リスクオン」が一段と加速した格好でした。


また、米長期金利も2.4%台後半まで上昇し、ドル上昇に弾みをつけた要因でした。





週末の雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったものの、失業率が9年ぶりの低水準だった


ことで、相場へはニュートラルでした。


材料は、昨日行われたイタリアの国民投票の結果に移りましたが、週明けの朝10時過ぎにはレンツィ首相が


敗北宣言を行い、辞任を表明しています。





早朝には、ドル円は112円台後半まで円買いが進み、ユーロドルは直近の安値に迫る水準まで売られる


場面がありました。


その結果、ユーロ円は先週NYの引けから2円ほど落ちる局面もありましたが、その後は急速に値を戻して


います。





今回のイタリア国民投票も、先月の米大統領選の直後の動きに似ていなくもありません。


ユーロ円やドル円が急速に売られたもの、その後元の水準に戻っています。


まだ、欧州勢が参加していないため、本当の動きは分かりませんが、それ程深押しはない様に思われます。


今回のイタリア首相の辞任でも、ドル円が下げないようなら、いよいよ115円をテストする場面があるかも


しれません。


雇用統計も通過し、イタリアやオーストリアの選挙も終え、材料が徐々になくなって来ている状況です。


トランプ次期大統領の一言一句がますます注目され、相場を動かす材料になっています。





そして注目される通貨については、円よりもユーロに移って来ることが考えられます。


上記選挙の結果に加え、今週はECBの理事会があり、金融政策が話し合われるからです。


現在のドラギ総裁はイタリア出身です。


政策会合後の記者会見の席で、イタリアの国民投票について言及があるかもしれません。





ドル円は短期的な上昇に勢いがあったため、多くの市場参加者が「大幅な調整があってもおかしくはない」


との見方を強めていますが、その割りは堅調に推移しています。


トランプ次期大統領のいいところだけを先取りしてきましがが、今後マイナスの部分が出て、そこにスポットが


あたるのかどうかが焦点になります。


それがないようなら、115−120円の新レンジ形成する日がくるかもしれません。












■ 今週の注目材料 ■



12/5(月)

  • 中   中国 11月財新サービス業PMI
  • 中   中国 11月財新コンポジットPMI
  • 欧   ユーロ圏11月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月小売売上高
  • 米   11月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   11月ISM非製造業景況指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演



  • 12/6(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 欧   ユーロ圏7−9月期GDP(確定値)
  • 米   10月貿易収支
  • 米   労働生産性(7−9月、確定値)
  • 加   カナダ10月貿易収支



  • 12/7(水)

  • 豪   豪7−9月期GDP
  • 日   10月景気動向指数
  • 中   中国 11月外貨準備高
  • 独   10月鉱工業生産
  • 英   英10月鉱工業生産
  • 米   10月消費者信用残高



  • 12/8(木)

  • 日   7−9月GDP(改定値)
  • 日   10月国際収支
  • 日   11月景気ウオッチャー調査
  • 中   中国11月貿易収支
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 加   カナダ11月住宅着工件数
  • 加   カナダ10月建設許可件数




  • 中   中国 11月消費者物価指数
  • 中   中国 11月生産者物価指数
  • 独   独10月貿易収支
  • 英   英10月貿易収支
  • 米   12月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)



  •  
    11/5(土)

     



    11/6(日)

  • 欧   伊、憲法改正の是非を問う国民投票
  • 欧   オーストリア、大統領選決選投票




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。