今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/12〜 12/16)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  112.50 〜 116.00
ユーロ/円 ・・・  118.00 〜 123.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 88.00
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先週のドル円は、値動きはあったものの、値幅は11月の大統領選以降で最も小さなものでした。


114円台半ばから上方が重たくなる一方、日米で株価が大幅に上昇したことで投資家の


「リスク許容度」が拡大し、ドルを買って円を売る動きがドルの下値を支える格好でした。


そのため113円から115円台前半でのもみ合いに終始した一週間でした。





大きく動いたのはユーロでした。


ECBが先週の理事会でQE(量的緩和)の縮小を決めたことで、ユーロドルは1.0873近辺まで


急騰しましたが、その後の記者会見の席で、今後も期間の延長や規模の拡大も可能性もあると発言した


ことで、一転して1.06辺りまで急落しました。ユーロ円も高値から2円以上をも売られ、出口戦略に


政策変更の舵を切ったECBでしたが、ドラギマジックにやられた形です。





NY株式市場では、ダウが5日連続で最高値を更新するなど、連日株価の上昇が続いています。


ダウは大台の2万ドルを射程距離に捉え、さらに上昇の構えですが、さすがにこの短期間での


上昇は買われ過ぎの印象を拭い切れません。


今週どこかで「調整」があると予想しています。





そのきっかけになる可能性があるのが、14日(水)のFOMCです。


ここでの利上げはほぼ確実ですが、それでも注意しなければならない点は3つあろうかと思います。


先ずは利上げ幅です。


0.25%の利上げ幅が一般的ですが。今回は0.5%の利上げを予想する向きもあるようです。


その場合には、FRBの利上げスタンスが早まったと意識され、ドルがさらに上昇することも


予想されます。


常識的にはその線はないと思われますが、念のために触れておきたいと思います。





2つめは、イエレン議長の記者会見での発言です。


こちらも、内容が「タカ派的」であったら、来年の利上げ回数の増加につながりドルが買われることに


なります。


もっとも、足元での長期金利の上昇ピッチも急なため、イエレン議長が金利急上昇をけん制する


発言を行うことも予想されます。


最後がFOMCMメンバーが予想する2017年の金利予想(ドットチャート)です。


ここでも、現在2回程度と見られている利上げ回数が3−4回という風になると、ドル高につながります。


押し目買いのスタンスで臨んでいる個人投資家の皆さんも、上手くドルを買えていない状況です。


我慢しきれずに、思わず下げてきた場面でドルを買いたくなる衝動にもかられるでしょう。


ここは慎重に対処することが求められます。












■ 今週の注目材料 ■



12/12(月)

  • 米   11月財政収支



  • 12/13(火)

  • 中   中国11月小売売上高
  • 中   中国11月鉱工業生産
  • 独   独12月ZEW景況感指数
  • 英  英11月物価統計
  • 米   FOMC(14日まで)



  • 12/14(水)

  • 日   日銀短観
  • 日   10月鉱工業生産(確定値)
  • 欧   ユーロ圏10月鉱工業生産
  • 英   英11月雇用統計
  • 米   11月小売売上高
  • 米   11月生産者物価指数
  • 米   11月鉱工業生産
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   イエレン議長記者会見



  • 12/15(木)

  • 豪   豪11月雇用統計
  • 独   独12月製造業PMI(速報値)
  • 独   独12月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏12月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏12月サービス業PMI(速報値)
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   11月消費者物価指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米  12月NY連銀製造業景気指数
  • 米   12月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   12月NAHB住宅市場指数
  • 米   トランプ氏、事業経営について子供らと記者会見(NY)




  • 欧   ユーロ圏10月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏11月消費者物価指数(改定値)
  • 米   11月住宅着工件数
  • 米   11月建設許可件数
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演



  •  
    11/17(土)

     



    11/18(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。