今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/16〜 1/20)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  112.50 〜 117.50
ユーロ/円 ・・・  119.00 〜 124.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 87.00
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先週は、週後半にトランプ氏の記者会見での内容に失望し、ドル円は約1カ月ぶりとなる113円台後半まで


円高が進みました。


トランプ氏が会見で、経済や外交など具体的な政策に触れなかったことが市場の失望を買い、ドル売り、株売り


安全資産の債券が買われる展開でした。





今週は週末20日に大統領就任式がワシントンで行われます。


先週の記者会見後の市場の反応を考えると、この就任式が今週の最大の材料と言えます。


少なくとも今回は、経済外交に関して何らかの政策に言及してくるものと予想しています。


ここで先週の記者会見のように「だんまり」を決め込むことはないと考えますが、内容次第では失望という


ことも考えられます。


為替や株あるいは金利が今後どのように動くのかは、全てトランプ氏の発言内容にかかかっています。





難しいのは、昨年11月の大統領選勝利後に見せた、極めて力強い上昇力はすでに見えませんが、かといって


その流れが終わったと判断できない点です。


一言、インフラ投資や、雇用創造に関して力強い発言を行えば、再び明確な上昇トレンドを形成することも


十分ありえます。


いずれにしても、市場は新大統領の所信表明に最大級の関心を持って臨みます。





今週はさらに17日にスイスで行われるダボス会議にも注意が必要です。


今回の会議には中国の習近平国家主席も参加します。


トランンプ氏は、ツイッターで中国への批判を繰り返していますが、これに対して習近平主席自らが反論する


可能性もあります。


そして、これに対してさらにトランプ氏がボールを投げ返すような事態になれば、緊張の高まりから


円が買われ、株価の下落にもつながることに成りかねません。





先週から企業の四半期決算の発表が始まりました。先週発表されたJPモルガンやバンカメは、予想通り


トレーディング部門が好調で良好な決算内容でした。


今週も引き続きゴールドマンなどの金融機関に決算発表があり、株式市場に影響を与えることも予想されます。


また、17日にはイギリスのメイ首相が移民制限やEU以外の国との自由貿易協定を可能にするため、EUの


関税同盟からの離脱を準備する方針だと報じられ、週明けの月曜日にはポンドが「窓開け」して取引が


始まっています。


その後、英国は投資家を安心させるための計画を策定しているとの関係者の話が伝わり、相場はやや反発して


いますが、先行き不安定な状況は変わりません。





以上のように、今週は材料に事欠きません。


為替の方も乱高下が予想されるため、十分注意して下さい。









■ 今週の注目材料 ■



1/16(月)

  • 日 日銀支店長会議
  • 欧   ユーロ圏11月貿易収支
  • 米 IMF、世界経済の見通し公表
  • 米 株式、債券市場休場 (キング牧師生誕記念日))



  • 1/17(火)

  • 日   11月鉱工業生産(確定値)
  • 独   独1月ZEW景況感指数
  • 欧   ダボス会議(スイス)
  • 英  英12月物価統計
  • 米  1月NY連銀製造業景気指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → モルガン・スタンレー



  • 1/18(水)

  • 独   独10月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(改定値)
  • 英   英12月雇用統計
  • 米   12月消費者物価指数
  • 米   12月鉱工業生産
  • 米   1月NAHB住宅市場指数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   イエレン・FRB議長がパネル討論会に出席
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → シティグループ、ネットフィリックス、ゴールドマン・サックス
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 1/19(木)

  • 豪   豪12月雇用統計
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   12月住宅着工件数
  • 米   12月建設許可件数
  • 米   1月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   イエレン・FRB議長講演
  • 米  企業決算 → IBM、アメックス




  • 中   中国 10−12月GDP
  • 中   中国 12月小売売上高
  • 中   中国 12月鉱工業生産
  • 独   独12月生産者物価指数
  • 英   英12月小売売上高
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   トランプ氏、第45代米大統領に就任
  • 米  企業決算 → GE 
  • 加   カナダ12月消費者物価指数
  • 加   カナダ11月小売売上高



  •  
    1/21(土)

     



  • 仏   社会党の大統領予備選、第1回投票
    1/22(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。