今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/6〜 2/10)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  111.00 〜 116.00
ユーロ/円 ・・・  119.00 〜 124.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 87.00
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ドル円は先週、11月の大統領選直後から始まった「トランプラリー」では最も円高水準となる


112円近辺を2回テストし、いずれも下落を止められ押し戻されました。


水曜日に112円08銭で下げ止まり、木曜日に112円05銭でこちらも下げ止まっています。


112円近辺がフィボナッチ・リトリースメントの38.2%戻しにあたり、重要なサポートと


意識されているからでした。





それでもドルの上値が徐々に重くなり、特に1月31日に、トランプ大統領が日本の円安誘導批判を


行ってからは、その傾向が強くなりました。


これは、ドルに強気の投資家もドル円の下落リスクを意識し始め、ポジションの整理を進めたことが


背景かと思われます。


その意味では、118円台半ばまで一気にドル高が進んだあの「トランプラリー」は終わったのかも


しれません。





先週末の雇用統計でも、非農業部門雇用者数は市場予想を大きく上回ったものの、賃金の伸び率が


鈍化していたことでドルは売られ、112円台前半まで円高が進む場面もあり、依然として112円割れを


試す展開が続いていると見られます。


今週は週末に、日米首脳会談が予定されており、ここでの会談内容が最大の材料と言えるでしょう。





会談は2日間にわたって行われるようです。


10日にはワシントンで行われ、ここには、麻生財務大臣や、外交問題を想定して岸田外務大臣も同行します。


さらに自動車問題も主要議題になると見られていることから世耕経済産業相も同行します。


いわば「オールジャパン」で敵地に乗り込むわけです。


2日目はフロリダ州のパームビーチにある、トランプ氏の別荘で行われるようですが、ここでは


日米の強固な関係をアピールすることになるだけかと思います。


トランプ大統領は既に、日米の貿易不均衡は円安誘導をしているからだと、日本批判をしています。


この問題が蒸し返される可能性は高いと思われますが、日本政府としても「言われなき円安批判」に対して


それなりの反論はするものと思われます。


焦点は、その説得がトランプ政権に受け入れられるかという所です。


どのような議論が戦わされるのか、トランプ劇場の幕はいよいよ開かれます。





トランプ氏が大統領に就任して2週間が経過しました。


自身が公約した政策を、粛々と大統領令に署名するという形で実施してきました。


この2週間の「実績」をみれば、今後もこれまでに口にしてきたことを実施すると予想されます。


現時点ではメキシコ国境に壁を作る問題とか、移民問題など、ネガティブな政策が実施されて


きましたが、これからはインフラ投資や減税などが具体化することになろうかと思います。


ドル円は上値が重いものの、112円が非常に堅いサポーになってはいますが、ここを明確に抜けると


下落が加速することも予想されます。


注意してください。









■ 今週の注目材料 ■



2/6(月)

  • 豪   豪12月小売売上高
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演



  • 2/7(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 日   12月景気動向指数
  • 中   中国 1月財新サービス業PMI
  • 中   中国 1月財新コンポジットPMI
  • 中   中国 8月外貨準備高
  • 独   独12月鉱工業生産
  • 欧  企業決算 → BP、BNPパリバ
  • 米   12月貿易収支
  • 米   12月消費者信用残高
  • 米  企業決算 → GM、ディズニー
  • 加   カナダ12月貿易収支
  • 加   カナダ12月建設許可件数


    2/8(水)

  • 日  1月景気ウオッチャー調査
  • 日   12月国際収支
  • 日   日銀金融政策決定会合における主な意見(1月30、31日分)
  • 中   中国10−12経常易収支
  • 加   カナダ1月住宅着工件数



  • 2/9(木)

  • 独   独12月貿易収支
  • 欧  企業決算 → ソシエテ、ウニクレディト、モンテ・パスキ
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米  企業決算 → コカコーラ、ツイッター
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演



  • 豪   RBA四半期金融政策報告
  • 中   中国 1月貿易収支
  • 欧  企業決算 → ルノー、アルセロール・ミタル
  • 英   英12月鉱工業生産
  • 米   2月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
  • 米   1月財政収支 
  • 米   日米首脳会談(ワシントン)
  • 加   カナダ1月失業率
  • 加   カナダ1月就業者数



  •  
    1/28(土)

     



    1/29(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。