今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/27〜 3/5)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  111.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  116.00 〜 122.00
豪ドル/円 ・・・  85.00  〜 89.00
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ドル円は先週末のNY市場で111円93銭まで売られ、週明けの東京市場でも112円割れを


見るなど、再び下値を探る動きなってきました。


米長期金利の低下が直接の下落要因ですが、欧州の政治的リスクにも市場は徐々に目を向け始めて


います。


ドルに対しては基本的には同じ動きをする傾向があるにもかかわらず、円がドルに対して買われましたが、


ユーロがそれほど買われてないのがその証左です。


その分、ユーロ円は下落して118円台前半と、昨年11月初旬の水準まで売られています。





ドル円はこののまま下落すれば、重要なサポートと見られている111円台半ばを再び試す展開が予想され、


仮にその水準を明確に下抜けするようだと、110円も視野に入ってきます。


そして110円を割り込むようだと、一気に円高観測が市場を覆うことにもなりそうです。


その意味では、ここから下方のどこで下げ止まるのか、今後の相場展開にとっても重要な値位置にいると


いえます。





上述のように、米長期金利の低下がドル円の上昇を阻んでいますが、まだドル円が反発する可能性はあります。


とりわけ今週は相場を動かす材料が多く、その内容次第ではドルの上昇も十分ありえると思います。


もちろん上記111円台半ばを明確に割り込めば、110円に向かって下落が加速することもありますので、


決めうちでポジションを持つことは危険です。





28日の日本時間23時にはトランプ大統領が議会で演説を行います。


ここで、予告した「驚くべき税制」の内容が明らかになるようなら、ドルにとっても支援材料に


なろうかと思います。


また、経済政策や外交、あるいはインフラ関連の施策の内容も期待されます。


もっとも、今後一般教書演説も予定されているため、基本的な施策の内容はそちらの方で触れられる


ことになるかもしれません。





トランプ大統領は就任以来、自分で公約した政策は、いい悪いは別にしてほぼ実施してきました。


そのため、その期待感が米金利を押し上げ、ドル高につながった経緯があります。


大統領就任ひと月でさまざまな大統領令に署名し、実施に移してきましたが、今週からはその第二段に


入ったといえましょう。


トランプラリーが継続するのか、あるいは期待感だけに終わってしまうのか、今週は第二ステージの


幕開けという位置づけになります。





今週はさらにイエレン議長とフィッシャー副議の講演も予定されており、いわゆる要人発言にも


注意が必要です。


イエレン議長は先の議会証言で年3回の利上げは妥当だとの認識を示しましたが、その割には


3月利上げの確率は上昇していません。


講演の内容で、この確率がどのような変化をみせるのかにも注目したいところです。









■ 今週の注目材料 ■



2/27(月)

  • 欧   ユーロ圏2月消費者信頼感(確定値)
  • 米   1月耐久財受注
  • 米   1月中古住宅販売成約指数



  • 2/28(火)

  • 豪   豪10−12月期経常収支
  • 日   1月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏2月消費者物価指数(速報値)
  • 米   10−12月GDP(改定値)
  • 米   12月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   2月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   2月消費者信頼感指数
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   トランプ大統領、議会で演説
  • 米   2月リッチモンド連銀製造業指数


    3/1(水)

  • 豪   豪10−12月期GDP
  • 中   中国 2月製造業PMI
  • 中   中国 2月サービス業PMI
  • 中   中国 2月財新製造業PMI
  • 独   独2月雇用統計
  • 独   独2月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏2月製造業PMI(改定値)
  • 英   英2月製造業PMI
  • 英  英1月消費者信用残高
  • 米   1月個人所得
  • 米   1月個人支出
  • 米   1月PCEコアデフレータ
  • 米   2月ISM製造業景況指数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 3/2(木)

  • 豪   豪1月貿易収支
  • 豪   豪1月住宅建設許可
  • 日   2月マネタリーベース
  • 欧   ユーロ圏1月失業率
  • 欧   ユーロ圏2月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏1月生産者物価指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演
  • 加   カナダ10−12月期GDP



  • 日  1月消費者物価指数
  • 日   1月失業率
  • 独   独1月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏1月小売売上高
  • 英   英2月サービス業PMI
  • 米   2月ISM非製造業景況指数



  •  
    3/4(土)

     



    3/5(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。