今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/6〜 3/12)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  112.00 〜 115.50
ユーロ/円 ・・・  118.00 〜 123.00
豪ドル/円 ・・・  85.00  〜 89.00
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ドル円は111円台半ばを何度も試したが、下抜けできずに114円台を回復しています。


FOMCメンバーのタカ派的発言で月内の利上げ観測が高まり先週末には、イエレン議長と、


フィッシャー副議長が揃って、3月利上げに積極的な発言を行いました。


上値は依然として重いと見られるものの、114円75銭までドル高が進んでいます。





議長は講演で、「FOMCは今月会合で雇用とインフレが当局の期待に沿って引き続き進展して


いるかどうかについて検証する。そうした場合には、フェデラルファンド(FF)


金利のさらなる調整が適切になる可能性が高い」と述べています。


また、フィッシャー副議長も、FOMCメンバーの多くが示した見解を「強く支持する」と言明し、


「過去3カ月、悪い内容が発表された経済指標はほぼゼロに近い」と語っています。





FOMCは来週14−15日に行われますが、金利先物市場が示す現時点での利上げ確率は94%まで


上昇し、一気に利上げを実施する環境が整ったような状況です。


残りのハードルは今週末に発表される2月の雇用統計の内容です。


非農業部門雇用者数は、19万人の増加が見込まれており、平均賃金も前回よりは伸びていると


見られていますが、ある程度予想値に収斂するようだと、利上げは動かないものと思えます。


気の早い市場は既に次の材料となる「次の利上げのタイミング」と「年内の利上げ回数」に関心が移って


います。





ドル円は115円手前で折りか返してきました。


基本的には111−115円のレンジを想定していたため、一気に115円台に乗せるのではなく、


ここはいったん調整をし、再び次の材料で115円台乗せをテストするイメージを想定しています。


問題は引き続きトランプ大統領の言動と、にわかに暗雲がたちこめて来た欧州情勢です。


特に欧州情勢については予断を許しません。





来週15日にはオランダで総選挙があり、4−5月にはフランスの大統領選が控えています。


フランス大統領選では極右政党国民戦線のルぺン氏へ支持が伸びており、第一回投票では


勝利するとの見方が強まっています。」


同氏は、もし勝利したらEUからの離脱を問う国民投票を行うことを公約にしており、


さらに「フランス・ファースト」を掲げ、米国でトランプ候補が勝利したことで、勢いがあると


見られています。


またギリシャ支援問題も3月20日が期限となっていることから、IMFとEUとの間で


支援を巡り「溝」が埋まっていないと見られます。





基本的には米利上げ観測を背景にドルが買われる展開を想定していますが、上述のように、


リスク回避から円が急騰する場面も考えられます。


安心してドル買いを進める局面にはまだ時間がかかると見られます。









■ 今週の注目材料 ■



3/6(月)

  • 豪   豪1月小売売上高
  • 中   中国 全人大
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 3/7(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 中   中国 2月外貨準備高
  • 欧   ユーロ圏10−12月期GDP(確定値)
  • 欧    OECD経済見通し公表
  • 米  1月貿易収支
  • 米   1月消費者信用残高
  • 加   カナダ1月貿易収支



  • 3/8(水)

  • 日  2月景気ウオッチャー調査
  • 日   10−12月GDP(改定値)
  • 日   1月国際収支
  • 日   1月景気動向指数
  • 中   中国2月貿易収支
  • 独   独1月鉱工業生産
  • 米   2月ADP雇用者数
  • 加   カナダ2月住宅着工件数
  • 加   カナダ1月建設許可件数



  • 3/9(木)

  • 中   中国2月消費者物価指数
  • 中   中国2月生産者物価指数
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   新規失業保険申請件数



  • 3/10(金)

  • 独   独1月貿易収支
  • 独   独1月経常収支
  • 英   英1月鉱工業生産
  • 米   2月雇用統計
  • 米   2月財政収支



  •  
    3/11(土)

     



    3/12(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。