今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/13〜 3/19)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  113.00 〜 116.50
ユーロ/円 ・・・  120.00 〜 125.00
豪ドル/円 ・・・  85.00  〜 88.00
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先週はADP雇用者数や雇用統計など、良好な経済指標が長期金利を押し上げ、ドル円は1月末以来となる


115円台半ばまで上昇しました。


今週15日のFOMCではまず利上げは揺るがず、市場には6月にもその次の利上げを予想する


向きもあります。


トランプ大統領の経済政策に対する不透明感は依然として残るものの、米景気の良さがドルを押し上げる


好循環が継続していると見られます。





2月の雇用統計は上振れ期待が高まっていましたが、その期待通り非農業部門雇用者数(NFP)は


23.5万人と予想を上回り、失業率も4.7%と、改善していました。


注目されていた平均時給は前年比2.8%と、こちらは事前予想通りでしたが、8年ぶりの水準を


回復しています。


労働市場を中心に、米景気に「死角はない」と言ったらいい過ぎでしょうか。





今週15日のFOMCでの利上げはまず問題なく決定されるでしょう。


問題はその時に同時に発表されるメンバーによる「ドットチャート」です。


昨年末の同チャートでは、今年の利上げ回数を3回と示唆していましたが、これが4回になるのか


どうかが注目されます。


今回の雇用統計を受けて、大手米銀は年内利上げを4回に上方修正するところも出てきました。


足元のドル円は「3回利上げ」はほぼ織り込んでおり、そのため先週末の雇用統計発表後には115円51銭


まで買われたドル円が1円ほど押し戻されたと見られます。


「4回利上げ」が高まれば、ドル円は115円台半ばを再びテストし、116円台に向かうことも


考えられそうです。





今週はさらに注目イベントがあります。


15日は、オランダで下院選挙が行われ、今年一連の欧州の政治イベントの幕開けとなります。


反イスラム、反EUを掲げる自由党が躍進するようだと、今後のフランスやドイツの選挙にも影響を


与えることになり、昨年6月のBrexitの再来となり、欧州が大混乱に陥ることにもなります。


結果が非常に注目されます。





また、今週にもトランプ大統領が予算教書を議会に提出する予定です。


大統領選の時から公約として掲げていた、1兆ドルのインフラ投資や税制改革などは、その後具体的な


言及はありません。


その不透明さが、ドルの上値を抑えてきた部分もあります。


インフラ投資と減税額の規模が縮小される可能性はありますが、その具体策が明らかになれば、


ドルの下支えになる可能性はあります。


いずれにしても、今週は相場が大きく上下することになりそうです。


メインシナリオとしては、利上げスピードがこれまでよりも加速するとして、ドルが買われるイメージを


想定していますが、想定外の事が起こることは、昨年いやというほど経験しています。


無理のないトレードをお勧めします。









■ 今週の注目材料 ■



3/13(月)

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 米   2月労働市場情勢指数(LMCI)



  • 3/14(火)

  • 中   中国 2月小売売上高
  • 中   中国 2月鉱工業生産
  • 独   独2月消費者物価指数(改定値)
  • 独   独3月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産
  • 米   FOMC (15日まで)
  • 米   2月生産者物価指数
  • 米   メルケル独首相訪米、トランプ大統領と会談



  • 3/15(水)

  • 欧   オランダ下院選挙
  • 英   英2月雇用統計
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   イエレン議長記者会見
  • 米  3月NY連銀製造業景気指数
  • 米   2月消費者物価指数
  • 米   2月小売売上高
  • 米   3月NAHB住宅市場指数
  • 米   連邦債務上限の適用停止期間が終了



  • 3/16(木)

  • 豪   豪2月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏2月消費者物価指数(改定値)
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   2月住宅着工件数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   トランプ政権、予算概要を議会に提出



  • 3/17(金)

  • 独    G20(バーデンバーデン、18日まで)
  • 欧   ユーロ圏1月貿易収支
  • 米   2月鉱工業生産
  • 米   10月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 米   2月景気先行指標総合指数



  •  
    3/18(土)

  • 中   ティラーソン米国務長官が訪中  



  • 3/19日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。