今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/27〜 4/2)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  111.00 〜 114.50
ユーロ/円 ・・・  120.00 〜 125.00
豪ドル/円 ・・・  85.00  〜 88.00
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トランプ大統領の最優先課題であった、医療保険制度改革法(オバマケア)の撤廃と、それに代わる


修正ヘルスケア法案が通らず、土壇場で法案を取り下げたことで、ドル円は一時110円台半ばまで


ドル安円高が進みました。


修正ヘルスケア法案の遅れが、これまで掲げてきた1兆ドル規模のインフラ投資や法人税減税の


実施時期も遅れるとの簡観測につながり、トランプ相場の先行きに黄信号がともったことが背景でした。


トランプ氏の政策への期待値が高かっただけに、その実行力に不透明感がでてくると、ドル円は


ドル安方向に舵を切り、連日史上最高値を更新したNY株式市場も調整局面入りすることも当然と


言えます。





引き続き、トランプ氏の経済政策がどのタイミングで実施されるのかが焦点ですが、同時に、良好な


米経済指標が、このまま好調さを維持できるかどうかも見極める必要があります。


それは、一貫して減少傾向だった米失業保険申請件数が下げ止まり、やや増加傾向を見せ始めた


ことがやや懸念材料になってきたからです。


3月の第1週では22.3万件だった同件数は、その後24万件台で推移しています。


短期的な傾向に過ぎないのかもしれませんが、今後の傾向も見極めて行きたいと思います。





今月15日のFOMCでの利上げを境に、円高ドル安傾向が強まってきました。


利上げで一旦材料で尽くしと、その後の利上げのペースが高まらないことがあり、そこにトランプ政権に


対する期待の剥落が加わったことがその背景です。


週明けの27日には、これまでサポートとして機能していた110円50−70銭のレベルが」底割れ


して来ました。


日経平均株価も300円を越える大幅な下げを見せ、このまま欧州や米国でも株安の影響がでるようなら


ドル円も110円割れを試す可能性があります。


110円を試すような展開になれば、もちろん今年の円の最高値ということになり、それはトランプ相場の


終焉を意味するのかもしれません。





為替相場は不透明感を増しています。ドル円だけではなく、ユーロドルも1、08台半ばまで上昇し


ドル円と同じようにドル安が進行中です。


今週はドル円の110円割れと、ユーロドルの1.09台乗せがあるかどうかに注目しています。


ドルの上値が重い中、どこまでドル安が進むのという点と、日本では決算月にあたります。


需給面でもドル売りが強まり易い状況だけに注意が必要です。


今週は特にドル円の下落を見込む観測が高まっていますが、個人的には、確かに上で述べたような理由から


ドル売りが強まり易い地合いだとは思います。


ただ、米景気の先行きにまだ確かな影りが見えない中、110円を割り込んだ水準からドルをどんどん売る


状況ではないと考えています。


今しばらく、米景気の行方とトランプ氏の政策の行方を見たいと思います。









■ 今週の注目材料 ■



3/27(月)

  • 独   独3月ifo景況感指数
  • 欧   ユーロ圏2月マネーサプライ
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演



  • 3/28(火)

  • 米   1月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   3月消費者信頼感指数
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演



  • 3/29(水)

  • 英   英メイ首相、EU離脱手続き開始を通告
  • 米   2月中古住宅販売成約指数
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演



  • 3/30(木)

  • 日   10−12月GDP(確定値)
  • 独   独3月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月景況感指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   メスター・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 3/31(金)

  • 日   2月失業率
  • 日  2月消費者物価指数
  • 日   2月鉱工業生産
  • 中   中国 3月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 3月非製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(速報値)
  • 米   2月個人所得
  • 米   2月個人支出
  • 米   2月PCEコアデフレータ
  • 米   3月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   3月ミシガン大学消費者マインド(確定値)



  •  
    4/1(土)

     



    4/2日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。