今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/3〜 4/9)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  109.00 〜 114.00
ユーロ/円 ・・・  116.00 〜 122.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 87.00
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今週から4月です。


3月には、FOMCでの利上げと、さらに年4回の利上げもあり得るといった観測が盛り上がり、


一時115円台半ばまで上昇したドル円でしたが、長くは続かず、月後半には110円台へと


一転軟調な動きに変わりました。


FOMCメンバーによる年内利上げ観測が昨年12月とほとんど変わっていなかったことや、


トランプ大統領の経済政策への不透明感が、長期金利の低下と、軟調な株価とともに、ドル円を


110円台前半まで押し下げることになりました。


110円大台割れは何とか回避できましたが、上値の重さは今週も続きそうです。





今週の注目は、やはり週末の雇統計ということになります。


労働市場は順調に拡大を続けていることから、非農業部門雇用者数は大きく変化する可能性は


低く、失業率ももはや完全雇用状態であることから、平均時給が注目されることになりそうです。


先週発表されたPCEデフレータは2.1%と、目標の2%を超えていましたが、


コアデフレータは、1.8%と、依然として2%を下回っていました。


今後平均賃金が人手不足から上昇し続けるようだと、FRBの金融政策にも影響を与える


ことになります。





そしてもう一つ注目されるのが、6−7日に行われる米中首脳会談です。


トランプ大統領は習近平主席を、安倍首相と同じようにフロリダ州の別荘地「マールアラーゴ」に


招待してのトップ会談です。


ここで、米中の貿易不均衡問題や、北朝鮮の核問題などで意見が交わされる模様です。


トランプ氏は選挙運動中から、大統領に就任したら、その日に中国を「為替操作国に認定する」


と豪語していましたが、自分で言ったことは基本的には実施してきたトランプ氏も、これには手をつけて


いません。


会談でも、 その場で中国を為替操作国に認定するとは思えず、どのような対応をするのか興味がある


ところです。





中国を為替操作国に認定せずに、貿易不均衡の話し合いを進めることができれば、市場はリスクオンに


傾くことも想定され、ドル円も円安に振れる可能性があるかもしれません。


それでも上値は114円程度が一杯ではないかと思います。


一方下値の方は、110円が維持できるかどうかです。


110円を割り込むようだと、市場はドル安方向に勢いづき、108円台くらいまでの円高も


視野に入ってきそうです。


米景気は依然として好調さを維持していることから、そこから一段の円高方向は考えにくいと


思いますが、これもトランプ大統領次第という面はあります。









■ 今週の注目材料 ■



4/3(月)

  • 豪   豪2月小売売上高
  • 豪   豪9月住宅建設許可件数
  • 日   日銀短観
  • 中   中国 3月製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏2月生産者物価指数
  • 欧   ユーロ圏2月失業率
  • 米   3月ISM製造業景況指数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演



  • 4/4(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 豪   豪2月貿易収支
  • 欧   ユーロ圏2月小売売上高
  • 米  2月貿易収支
  • 米   タルーロ・FRB理事講演
  • 加   カナダ2月貿易収支



  • 4/5(水)

  • 欧   ユーロ圏3月総合PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏3月サービス業PMI(改定値)
  • 英   英3月サービス業PMI
  • 米   3月ADP雇用者数
  • 米   3月ISM非製造業景況指数
  • 米   FOMC議事録(3月14、15日分)



  • 4/6(木)

  • 中   中国 3月財新サービス業PMI
  • 中   中国 3月財新コンポジットPMI
  • 欧   ECB議事要旨
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   習近平主席訪米、トランプ大統領と会談
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 加   カナダ2月建設許可件数



  • 4/7(金)

  • 日   2月景気動向指数
  • 中   中国 3月外貨準備高
  • 独   独2月鉱工業生産
  • 独   独2月貿易収支
  • 独   独2月経常収支
  • 英   英2月鉱工業生産
  • 英   英2月貿易収支
  • 米   3月雇用統計
  • 米   2月消費者信用残高
  • 加   カナダ3月失業率
  • 加   カナダ3月就業者数



  •  
    4/8(土)

     



    4/9日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。