今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/24 〜 4/30)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  108.00 〜 112.00
ユーロ/円 ・・・  117.00 〜 122.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 85.00
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先週のドル円は北朝鮮と米国のにらみ合いが続き、地政学的リスクと、フランス大統領選挙が近い


ことからの政治学的リスクが重なり、一時108円台前半まで円高が進みました。


108円台割れは回避できたものの、フランス大統領選では極右のルペン氏に加え、左派のメランション氏


の支持率が急速に伸びているとの報道で、ますます選挙の行方が混沌としてきました。





そんな中、週明け月曜日の早朝にはマクロン候補と、ルペン候補が決戦投票に進むことが確実となり、


市場は安心感から円が急速に売られる展開になっています。


ユーロドルやユーロ円も、先週末のレベルから「窓明け」を見せ、上昇しています。


2週間後の決戦投票では、マクロン氏がルペン氏を圧勝するとの世論調査も発表されてます。


仮にそのような結果になれば、昨年6月の「Brexit」から続いているポピュリズムの台頭も


一服ということになり、通貨ユーロにとっても一息つける状況といえます。





フランスに大統領選の結果と、それに伴う円安を受けて、週明けの東京株式市場は250円を超える


大幅高で取引が始まりました。


株式市場もこのところの円高傾向で冴えない展開が続き、先週は年初来安値を何度か更新する低迷


ぶりで、今朝の円安を好感しています。





ひとまず目先の政治的リスクが取り除かれた格好ですが、まだ決戦投票があり、昨年の「Brexit」や


トランプ大統領誕生を考えると安心はできません。


従って安心してドル買い円売りを進める状況には依然としてなっていないと見ています。


政治的リスクは消えたとしても、言うまでもなく地政学的リスク残っています。





今朝のドル円の動きを見ても、早朝には100円64銭まで上昇したものの、東京勢が参入して


来る頃には上値の重い展開に変わっています。


フランス大統領選での決戦投に正式に上位二人が決まり、さらに欧州勢が参入したらドル円はもう一度


上値を試す展開になるかもしれません。


先週末には、ようやくトランプ政権の柱の一つである「税制改革」が発表されることになりました。


トランプ氏は、「これまでのどの改革よりも驚くべきものになる」と述べています。


内容次第では米株式市場が好感して、再び2万1000ドルの大台を試すことも予想されます。


こちらもふたを開けてみなければ分かりませんが、少なくとも先週のような「105円を目指す」


といった相場観は一旦後退するするものと見れます。





週末には、米国の1−3月期GDP速報値が発表されます。


自動車販売などがピークアウトした可能性が高く、小売売上高もここ2ヶ月はマイナスです。


この影響を受け、予想中央値も1.1%と、前期の2.1%から大幅に減速していると見られています。


製造業景況指数も軟調だったことから、米景気に対する見方にもやや慎重な見方が増えています。


今後の利上げ回数にも影響を与えるため、注意深く見ていく必要があるでしょう。









■ 今週の注目材料 ■



4/24(月)

  • 独   独4月ifo景況感指数
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → アルコア



  • 4/25(火)

  • 英  英3月財政収支
  • 米   2月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   2月FHFA住宅価格指数
  • 米   3月新築住宅販売件数
  • 米   4月消費者信頼感指数
  • 米  企業決算 → マクドナルド、キャタピラー、コカコーラ、AT&T、ロッキ−ド・マーチン



  • 4/26(水)

  • 豪   豪第1四半期消費者物価指数
  • 米  企業決算 → P&G、ツイッター、ボーイング
  • 加   カナダ2月小売売上高



  • 4/27(木)

  • 中   中国 3月工業利益
  • 独   独4月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏4月景況感指数
  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感(確報値)
  • 米   3月耐久財受注
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   3月中古住宅販売成約指数
  • 米  企業決算 → インテル、アマゾン、マイクロソフト、アルファベット、スターバックス



  • 4/28(金)

  • 豪   豪第1四半期生産者物価指数
  • 日  3月消費者物価指数
  • 日   3月失業率
  • 日   3月鉱工業生産
  • 欧   ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)
  • 英   英1−3月期GDP(速報値
  • 米   1−3月雇用コスト指数
  • 米   1−3月GDP(速報値)
  • 米   4月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   4月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   トランプ大統領、全米ライフル協会の年次総会で演説
  • 加   カナダ2月GDP



  •  
    4/29(土)

     



    4/30(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。