今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/1 〜 5/7)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  109.50 〜 112.80
ユーロ/円 ・・・  118.00 〜 123.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 85.00
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フランスの大統領選で、マクロン候補が一位で決戦投票に進出することが決まり、25日の北朝鮮


人民軍の85周年記念日にも有事が起きなかったことから、ドル円は急速に買い戻しが進み、


先週は111円台後半まで円が弱含む局面もありました。


円は他の主要通貨に対しても大きく値を下げ、投資家はリスク回避から、ややリスク選好へと


スタンスを変えてきたように見えます。





ただそれでも、北朝鮮は29日にも弾道ミサイルを発射し、失敗したようですがトランプ


ならぬ、「トラの尻尾を踏む」寸前まで緊張が高まったところです。


今後北朝鮮が核実験を実施した場合、米軍が軍事行動に出るかどうかについて、トランプ大統領は


明言をさけてはいますが、「北朝鮮が核実験を実施すれば、私はうれしくない。非常に尊敬されている


中国国家主席もよろこばないだろう。」と発言し「うれしくない」とは軍事行動を意味するのか


という問いには、「分からない」と答えています。(ブルームバーグ)


また大統領首席補佐官は30日テレビ番組の中で、「トランプ大統領は次の行動を知らせるような


ことはしないが、どのように前進するかについて取り組んでいる」と述べています。


依然として緊張が続き、一触即発の状況であることに変わりはありませんが、一方で中国の


行動にも期待している部分は明らかにあるようです。





今週のもう一つの重要イベントはフランス大統領の決戦投票です。マクロン候補有利だとは見られていますが、


今度の日曜日の結果を見るまでは予断を許しません。


直近調査では60対40でマクロン候補が有利との調査結果ですが、5月3日のテレビ討論が


極めて重要で、ここで勝敗が決まるという見方もあります。


フランスがEUの一員としてこのまま残留するのか、あるいは英国と同じように反EUとして


独自路線を歩むことになるのか、通貨ユーロにとっても重要な選挙になります。





このような状況ながら、ドル円は底堅い動きを見せています。


先週末のNY市場では、米国の1−3月期のGDP速報値が、市場予想の「1.0%」から大きく


鈍化し、「0.7%」でした


それにもかかわらず、ドル円は111円72銭まで買われ、その後土曜日には北朝鮮のミサイル発射


があり、週明けの東京では円高傾向で始まったものの、昼前には111円74銭まで再びドルが


上昇しています。


この辺りが理解できない部分ですが、投資家の多くが「戦争にはならない」と見ているか、


「有事が起きたら円売りが進む」と見ていると、考えるほかありません。


個人的には、円が買われるリスクの方が高いと考えますが、流れからするとそうとも言えません。


ここは有事の円買いを意識しながらも余り固定観念にとらわれず、流れに乗ることも必要かも


しれません。









■ 今週の注目材料 ■



5/1(月)

  • 米   3月個人所得
  • 米   3月個人支出
  • 米   3月PCEコアデフレータ
  • 米   4月ISM製造業景況指数



  • 5/2(火)

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(3月15日、16日分)
  • 英   英4月製造業PMI
  • 中   中国 4月財新製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏4月製造業PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏3月失業率
  • 米   FOMC(3日まで)
  • 米  企業決算 → ファイザー、マスターカード、アップル



  • 5/3(水)

  • 日 東京市場休場(憲法記念日)
  • 独   独4月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏3月生産者物価指数
  • 欧   ユーロ圏1−3月期GDP(速報値)
  • 米   4月ADP雇用者数
  • 米   4月ISM非製造業景況指数
  • 米   FOMC 政策金利発表



  • 5/4(木)

  • 豪   豪3月貿易収支
  • 日 東京市場休場(みどりの日)
  • 中   中国 4月財新サービス業PMI
  • 中   中国 4月財新コンポジットPMI
  • 欧   ユーロ圏4月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏4月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏3月小売売上高
  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 英   英4月サービス業PMI
  • 英  英3月消費者信用残高
  • 米  3月貿易収支
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 加   カナダ3月貿易収支



  • 5/5(金)

  • 日 東京市場休場(こどもの日)
  • 米   4月雇用統計
  • 米   3月消費者信用残高
  • 米   イエレン・FRB議長講演
  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 加   カナダ4月失業率
  • 加   カナダ4月就業者数



  •  
    5/6(土)

     



    5/7(日)

  • 仏   大統領選挙決戦投票
  • 中   中国 4月外貨準備高




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。