今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/22 〜 5/28)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  109.00 〜 113.00
ユーロ/円 ・・・  121.00 〜 126.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 85.00
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先週、トランプ大統領の機密漏えい問題を米メディアが報じたことで、ドル円は110円24銭まで


急落し、それまでのドルに対する楽観ムードが一変しました。


仮にトランプ氏が「弾劾」や「辞任」ということになると、米経済の先行きの見通しにも影響が出、


そのような事態にならなくとも、トランプ氏が掲げた税制改革や法人税減税など、政策実施が大幅に


遅れるということになると見られるからです。





この問題は、FBIが大統領補佐官とロシアとの関係を捜査していたことで、FBI長官を更迭したこと


と、トランプ氏自身がロシア外相に機密を漏洩したとの疑惑です。


米司法省は、特別検査官に元FBI長官を任命し、徹底した捜査を行うようですが、真相究明が待たれ


ます。


この疑惑問題がはっきりしない限り、ドル円の上昇はそう簡単ではないように思われます。





また、昨日の夕方には北朝鮮が先週に続いてミサイルを発射しました。


朝鮮半島には米軍の大規模な戦力が結集してる中でのミサイル発射です。


北朝鮮は米国を挑発しても、攻撃はしてこないと考えているのでしょうか。


今のところ、米国側は「大人の対応」を見せ、静観していますが、このような状況が続けば


トランプ大統領も、いつ攻撃命令を出すかわかりません。


米国が攻撃に踏み切る可能性は低いとしても、「一触即発」状態は続いていると見て、ある程度その時の


対応策も考えておく必要があろうかと思います。





このような状況から、ドル円も動きにくいと同時に方向感もいまひとつはっきりしません。


足元では原油価格がしっかりしているため、株式市場にもプラスに働いています。


原油価格の安定は、25日(木)に、オーストリアのウイーンで開かれるOPEC総会で、


サウジと非OPECの代表であるロシアとの間で減産合意が延長されるとの見通しが価格を


押し上げているからです。


これはドル円にとっても支援材料ですが、110−115円のレンジ相場を、どちらかと言えば


下値を試すセンチメントが強いように感じます。





仮に110円を割り込んだら、下値警戒感はあるものの、追随しても面白いのではないかと


思っています。


今年に入ってのドルの安値は、1カ月前に記録した108円13銭です。


ここを割り込むには、利上げ観測の大幅な後退など、それなりのインパクトのある材料が必要です


が、110円からは値幅もあり、ドルロングの投資家が狼狽から投げてくる可能性もあります。


当然ですがその場合でも、ストップの注文はセットすべきですが、112円超えがその水準に


なろうかと思います。









■ 今週の注目材料 ■



5/22(月)

  • 日   4月貿易収支
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演



  • 5/23(火)

  • 米   下院歳入委員会、税制改革で公聴会
  • 米   予算教書発表
  • 独   独5月製造業PMI(速報値)
  • 独   独5月サービス業PMI(速報値)
  • 独   独1−3月期GDP(改定値)
  • 独   独5月ifo景況感指数
  • 欧   ユーロ圏5月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏5月サービス業PMI(速報値)
  • 英  英4月財政収支
  • 米   4月新築住宅販売件数
  • 米   5月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演



  • 5/24(水)

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
  • 米   3月FHFA住宅価格指数
  • 米   4月中古住宅販売件数
  • 米   FOMC議事録(5月2、3日分
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   トランプ大統領、ローマ法王と会談
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 5/25(木)

  • 欧   OPEC総会(ウイーン)
  • 英   英1−3月期GDP(改定値)
  • 米   新規失業保険申請件数



  • 5/26(金)

  • 日  4月消費者物価指数
  • 欧   G7サミット(イタリア、タオルミナ)
  • 米   1−3月GDP(改定値)
  • 米   4月耐久財受注
  • 米   5月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演(都内)



  •  
    5/27(土)

  • 中   中国 4月工業利益  



  • 5/28(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。