今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/12 〜 6/18)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  109.00 〜 112.00
ユーロ/円 ・・・  121.00 〜 124.00
豪ドル/円 ・・・  82.00  〜 85.00
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先週の木曜日は重大イベントが3つも重なる「スーパー・サーズデー」と呼ばれる重要な日でした。


ECBの金融政発表とコミー前連邦捜査局(FBI)長官の証言では、心配したほど市場への影響は


なく、ドル高、株高、金利高で反応しました。





ただ、英国の総選挙ではメイ首相率率いる保守党が票を失い、議席の過半数を取れない「ハングパーラメント」


に陥る結果になりました。


昨年6月の「BREXIT」に次ぐサプライズでしたが、市場は学習効果が効いていたのか、ポンドが


大きく売られはしたものの、その他の通貨への大きな影響はありませんでした。


ただEUからの離脱は変わらないものの、政権の基盤が安定せず、メイ首相にとっては、これから


本当の舵取りの難しさに直面することになりそうです。





また時点ではコミー氏の証言が混乱につながってはいませんが、このまま終わる気配はありません。


トランプ大統領は、ホワイトハウスで記者会見を行い、「コミー氏はうそをついている」と述べ、


「この人物を良く知らないので、忠誠を求めたことはない」と語っています。


今後は議会で宣誓してでも事実を述べると、引き続き強気の姿勢を崩しておらず、「ロシアゲート」問題は


長期化しそうな気配です。





今週は13−14日にFOMCが開催され、14日には金融政策が発表されます。


ここでの利上げは現時点でもほぼ確実と見られており、市場の焦点はその後の利上げ見通しと、


3月時点と比べ、景気見通しがどのように変化しているのかが注目されます。


5月の雇用統計では雇用者数が市場予想を下回り、さらに3月と4月分も下方修正されました。


労働市場がピークアウトしたのか、あるいはこれでも一時的な鈍化なのか、そのあたりのFRBの見解


にも注目が集まります。





ドル円との相関関係が強い米長期金利の行方にも注意が必要です。


先週は長期金利が一時2.14%台まで低下し、ドル円が109円台前半まで売られた一因にも


なりました。


主要国では金利の低下が続いており、相対的に「高金利の米ドル債」には資金が集まりやすい


という環境ではありますが、この金利がさらに低下するようだと、ドル円の上値を抑えることに


なります。





週明けの東京市場では110円台前半で取引されていますが、まだ110−112円のレンジに


戻ったとは言えません。


そのため現時点では109−112円のレンジを想定していますが、14日のイエレン議長の


記者会見をきっかけに、市場のセチメントが大ききく変わることはないだろと考えてます。


そうなると、引き続き今週もはっきりしない相場展開になる可能性が高いと思われます。









■ 今週の注目材料 ■



6/12(月)

  • 豪   シドニー市場休場(女王誕生日)
  • 中   中国 5月マネーサプライ
  • 米   5月財政収支 



  • 6/13(火)

  • 独   独6月ZEW景況感指数
  • 英  英5月物価統計
  • 米   FOMC(14日まで)
  • 米   5月生産者物価指数



  • 6/14(水)

  • 中   中国 5月小売売上高
  • 中   中国 5月鉱工業生産
  • 独   独5月消費者物価指数(改定値)
  • 欧   ユーロ圏4月鉱工業生産
  • 英   英5月雇用統計
  • 米   FOMC 政策金利発表
  • 米   イエレン議長記者会見
  • 米   5月消費者物価指数
  • 米   5月小売売上高



  • 6/15(木)

  • 豪   豪5月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏4月貿易収支
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 英   英5月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米  6月NY連銀製造業景気指数
  • 米   6月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   5月鉱工業生産
  • 米   6月NAHB住宅市場指数
  • 米   5月設備稼働率



  • 6/16(金)

  • 日   日銀金融政策決定会合
  • 日   黒田日銀総裁記者会見
  • 欧   ユーロ圏5月消費者物価指数(改定値)
  • 米   5月住宅着工件数
  • 米   5月建設許可件数
  • 米   5月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   6月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演



  •  
    6/17(土)

     



    6/18(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。