今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/26 〜 7/2)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  109.00 〜 112.00
ユーロ/円 ・・・  122.00 〜 126.00
豪ドル/円 ・・・  83.00  〜 86.00
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ドル円は先週も引き続き方向感のない鈍い動きを継続しています。


1週間の値幅をみても約1円程度で、その前の週に一時109円を割りこんだ動きからは


急速に値動きが鈍くなっています。





これはやはり明確な方向感がないのと、レンジブレイクするほどインパクトのある材料が見当たらない


ことに原因があります。


108円台に急落したものの、すぐに110円台まで押し戻され、下値の硬さを確認した一方、


米長期金利が2.1%台で安定し、この金利の低さがドル円の上値を押さえ、近いようで遠い


112円台を演出しています。





米国の経済指標を見ても、先週金曜日に発表された新築住宅販売件数のように、高水準をものも


あったが、全体的に見ればネガティブのものが多い状況です。


米シティグループが算出している「びっくり指数」(ESI)を見ても、先週は「−80」近くまで


低下し、今年最も悪い水準でした。


この指数は、「ゼロ」が、経済データの予想と結果が一致していたこと意味し、「マイナス」という


ことは、結果が予想を下回っていることになります。


足元では、この指数に下げ止まり感が出ており、やや反転している状況です。


この指数から、米経済指標は全体的には予想を下回るものが多いことを示しています。





それでも年内に「あと1回の利上げがある」という見方は根強く、これがドルの下落を支えている構図


になっています。


ただ地区連銀総裁の発言内容を分析してみると、必ずしもタカ派発言だけではなく、インフレ率が上昇しない


ことを理由に、利上げに慎重な意見も出ています。





今週も連銀総裁などの「要人発言」には注意が必要です。


明日は、ロンドンでイエレン議長の講演があり注目されます。


14日のFOMCで利上げを決めた後の記者会見では、米景気の先行きに自信を見せていましたが、


その後約2週間を経て、どのような認識を示すのか興味が湧くところです。


インフレ利の見通しと、バランスシートの縮小についてどのような見解を示すのかに注目しています。





週末にはPCEコアデフレーターが発表され、この数値にも関心が集まります。


ドル円は110−112円のレンジ相場になっていますが、来週には雇用統計を控えていることもあり、


今週あたりからそろそろ動きが出てもいころかと思います。


110円も112円も最初のアタックでは跳ね返されてしまうでしょうが、2度3度アタックを繰り返せば


壁は崩れ、その時にはトレンドもしっかりと形成されると予想しています。


方向性については、現時点ではまだニュートラルですが、ここ1、2週間の動きを確認したいと思います。









■ 今週の注目材料 ■



6/26(月)

  • 独   独6月ifo景況感指数
  • 米   5月耐久財受注
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 6/27(火)

  • 中   中国 5月工業利益
  • 中   中国 夏季ダボス会議(大連、29日まで))
  • 米   4月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   6月消費者信頼感指数
  • 米   6月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
  • 米   イエレン・FRB議長講演(ロンドン)
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演(ロンドン)
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演(シドニー)



  • 6/28(水)

  • 欧   ユーロ圏5月マネーサプライ
  • 米   5月中古住宅販売成約指数
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演(キャンベラ)



  • 6/29(木)

  • 独   独6月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月景況感指数
  • 英  英5月消費者信用残高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   1−3月GDP(確定値)
  • 米   米韓首脳会議
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演(ロンドン)



  • 6/30(金)

  • 日   5月失業率
  • 日  5月消費者物価指数
  • 日   5月鉱工業生産
  • 中   中国 6月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 6月非製造業PMI(速報値)
  • 独   独6月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数(速報値)
  • 英   英1−3月期経常収支
  • 英   英1−3月期GDP(改定値)
  • 米   5月個人所得
  • 米   5月個人支出
  • 米   5月PCEコアデフレータ
  • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   6月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
  • 加   カナダ4月GDP



  •  
    6/31(土)

     



    7/1(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。