今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(7/10 〜 7/16)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  112.50 〜 115.50
ユーロ/円 ・・・  127.00 〜 132.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 88.00
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ドル円は先週末の午前中、日銀が債券市場で「指し値オペ」を5年ぶりに実施したことで円売りが強まり、


東京時間内で113円94銭近辺までドル高円安が進みました。


債券市場では欧米の金利上昇に引っ張られる格好で緩やかな上昇傾向が続いていましたが、長期金利はこれを


きっかけに、アナウンス前には0.105%で推移していたものが、0.805%まで低下しました。


長期金利は「0.1%以上に上昇させないという日銀の強い意志」と、市場は判断し、その結果、日本と


欧米諸国との金利差が拡大するとの見方が強まり円売りが進んだものです。





ドル円はその後海外市場でも続伸し、114円18銭までドルが買われ、約2カ月ぶりのドル高水準を


記録しました。


6月の雇用統計では賃金の伸びはいまいちでしたが、雇用者数は予想を大きく上回り、加えて、4月、5月分


も上方修正されたことで、利上げ観測が強まったこともドルを押し上げた格好です。


ドル円は週明けの月曜日の東京市場でも114円20銭近辺までドル高が進み、海外市場ではもう一段のドル高


が予想されています。





ドル円は皮肉にも、先日の都議選で自民党が完敗した翌日月曜日早朝の112円15銭辺りを底値に上昇に


転じ、明確なドル高トレンドが形成されつつあります。


今週はこの流れがどこまで続き、ドル円が「115円の大台」に乗せることができるかどうかが


焦点になります。


円は主要通貨に対しても下落しており、この傾向が強まればドル円の下値をサポートすることにもなります。





今週の最大の注目は12日と13日に行われるイエレン議長の議会証言です。


6月のFOMCで利上げを決めた際には、時期は明示しなかったものの、保有資産の縮小を示唆しており、


この部分がもう少し具体的に示されるのかどうかという点です。


市場は9月の利上げと12月の資産縮小開始を想定しており、この観測が強まるようだと、ドル高がもう少し


進む可能性もあります。





またもう一点注目したいのが、14日の消費者物価指数の内容です。


FRBは依然としてインフレ率の上昇が想定には届いていないことを気にしている様子です。


労働市場はまずまずの状況であるものの、賃金とインフレ率が目標に届いていないことが、


利上げにブレイキをかける可能性を残しており、注目度も高いと思われます。


先週末ドイツで行われた「G20」で日米首脳会談が設けられましたが、トランプ大統領は


再び日米の貿易不均衡を口にしておりました。


ここにスポットが当たるようだと、ドル円の上昇にも下落圧力がかかりますが、今後こちらの


情報にも注意したいところです。









■ 今週の注目材料 ■



7/10(月)

  • 日   5月、1−3月国際収支
  • 中   中国 6月消費者物価指
  • 中   中国 6月生産者物価指数
  • 独   独5月貿易収支
  • 米   6月労働市場情勢指数(LMCI)
  • 米   5月消費者信用残高



  • 7/11(火)

  • 米   ブレイナード・FRB理事講演
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演(シドニー)
  • 加   カナダ6月住宅着工件数



  • 7/12(水)

  • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産
  • 英   英6月雇用統計
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   イエレン・FRB議長、下院金融委員会で証言
  • 米   レイ時期FBI長官の氏名承認公聴会
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 7/13(木)

  • 中   中国 6月貿易統計
  • 独   独6月消費者物価指数(改定値)
  • 米   6月生産者物価指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   6月財政収支 
  • 米   イエレン・FRB議長、上院銀行委員会で証言
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ブレイナード・FRB理事講演



  • 7/14(金)

  • 日   5月鉱工業生産(確定値)
  • 米   6月消費者物価指数
  • 米   6月小売売上高
  • 米   6月鉱工業生産
  • 米   6月設備稼働率
  • 米   7月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演(メキシコ)
  • 米  企業決算 → JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティーグループ



  •  
    7/15(土)

     



    716/(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。