今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/16 〜 10/22)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 111.00 〜 113.50
ユーロ/円 ・・・  131.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・  87.00  〜 90.00
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ドル円は112−113円のレンジ相場の様相が強まっていましたが、先週末のNY市場で、


約2週間ぶりに111円台半ばまでドル安進み、レンジ相場が「下抜け」したかの印象も


ありましたが、週明けの月曜日には再び112円台を回復しています。


米国での株高から、割安感のある日本株が連日上昇を続けたことで、週明け月曜日は為替市場でも


ドル高で反応したものと思われます。





堅調に推移していたドル円でしたが、やはり米金利には敏感に反応し、先週末には米長期金利が


2.3%を割り込んだことで111円台半ばまでドルが売り込まれました。


従って足元のドル円は株価の動きではなく、米金利との相関が強く、今後長期金利が上昇するか


どうかが、ドル円が113円台を超えて、115円に近付くかどうかの鍵を握っています。





米景気は順調に拡大していると見られます。


製造業景況指数は高水準で推移しており、その影響もあり10月のミシガン大学消費者マインドは


何と、13年ぶりの高水準でした。


ブルームバーグの調査によると、今回の消費者マインド指数の上昇はいくつかのトレンドを反映している


可能性があることを指摘しています。


一つは、ハリケーンの影響で一時大きく上昇した上昇したガソリン価格が落ち着いたこと。


さらに、株式相場の最高値更新、16年ぶり低水準にある失業率、そしてハリケーン被害からの


復興活動に伴う成長の押し上げ効果が挙げられており、これらが消費者マインドを改善させている


可能性があるとしています。





一方でインフレ率の方は依然として低水準に留まっており、当局が目標とする2%物価上昇には時間がかかる


ようです。


G20での講演で、イエレン議長は「来年にはインフレは上向くだろう」と述べながらも「米経済で


今年最大のサプライズはインフレだ」とも語っており、良好な景気にも関わらず、インフレ率が上昇して


こない状況に頭を傾けています。


そのため、市場では今年12月の利上げはほぼ確実視しても、来年3回の利上げについては疑問視


しており、その確率もほとんど上昇していません。





今週も引き続き材料不足の感は否めません。


本日から 米韓両国は合同軍事演習を開始し、これは20日まで続きます。


北朝鮮がミサイル発射の準備を行っているとの報道もあり、これに対応したもののようですが、


引き続き米朝の緊張は続いており、ドルの上値を抑える材料となっています。





また来週日曜日には衆院選があります。


世論調査では「自公合わせて300議席を超える」と予想されており、自公の優位は動かない


ようです。


自公で300議席以上を確保するのであれば、アベノミクスの信任につながり、その意味では


ドルの大幅な下落はないと思えます。


今週は材料不足の中、上記2つの材料を中心に小動きかと思います。









■ 今週の注目材料 ■



10/16(月)

  • 日   8月鉱工業生産(確定値)
  • 中   中国 9月消費者物価指数
  • 中   中国 9月生産者物価指数
  • 欧   ユーロ圏8月貿易収支
  • 米  10月NY連銀製造業景気指数
  • 米  企業決算 → ネットフリックス



  • 10/17(火)

  • 豪   RBA議事録
  • 独   独10月ZEW景況感指数
  • 欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(速報値)
  • 英  英9月物価統計
  • 米   9月鉱工業生産
  • 米   10月NAHB住宅市場指数
  • 米   9月設備稼動率
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → ジョンソン&ジョンソン、モルガン・スタンレー、ゴールドマン、IBM



  • 10/18(水)

  • 中   中国共産党第19回全国代表大会開幕
  • 英   英9月雇用統計
  • 米   9月住宅着工件数
  • 米   9月建設許可件数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → アルコア、アメックス



  • 10/19(木)

    豪   豪月雇用統計
  • 日   9月貿易収支
  • 中   中国 7−9月GDP
  • 中   中国 9月小売売上高
  • 中   中国 9月鉱工業生産
  • 英   英9月小売売上高
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数
  • 米   9月景気先行指標総合指数
  • 米  企業決算 → ブラックストーン、ベライゾン



  • 10/20(金)

  • 独   独9月生産者物価指数
  • 英  英9月財政収支
  • 米   9月中古住宅販売件数
  • 米   イエレン・FRB議長講演
  • 米   メスター・クリーブランド連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → GE、P&G
  • 加   カナダ9月消費者物価指数
  • 加   カナダ8月小売売上高



  •  
    10/21(土)

     



    10/22(日)

  • 日   衆議院選挙




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。