今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/23 〜 10/29)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 112.00 〜 115.00
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・  87.00  〜 90.00
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やや膠着感を強めていたドル円でしたが、それでも先週は次期FRB議長を巡る思惑や、米上院が


2018年度予算決議案を可決したことでドル円は113円台を何度か試しに行きました。


どちらかと言えば上に行きたがっているように見えるドルですが、テクニカル的にも重要な水準に


差し掛かっているのも事実です。





ドル円は今年の1月始めに118円台前半の高値をつけて以来、緩やかに下落し、9月には107円32銭


までドル安が進みました。


この1月の高値を起点にトレンドラインを描くと、現在は112円60−65銭辺りが抵抗線の


位置になっています。


本日、週明け月曜日には113円台から114円台に乗せたことで、このトレンドラインは


上抜けしました。





これでドル円は、まだ長期金利の上昇傾向に勢いがないものの、115円方向を目指すと予想します。


リスク要因としてはまだトランプ氏自身のロシアゲート問題や、このところ大人しい北朝鮮の挑発行為など


依然として存在しますが、この点については市場はやや楽観的にみているようです。


むしろ、税制改革への期待や、次期FRB議長候補、あるいは連日最高値を更新している株価など、


リスクに対する許容度が増し、低金利の円が売られ易い地合いになりつつあります。


注目の日経平均株価は、本日午後1時半現在で先週末比255円高と、一気に2万1700円台まで


続伸しており、株価とドル円に相関関係が崩れているとは言え、上昇しないまでも、ドルのサポート


材料にはなると考えられます。





加えて、今回の衆院選で自民党が勝利したことで、安倍首相の続投の可能性は高く、「安倍1強」が


続くことになるでしょう。


来年4月に任期の切れる黒田日銀総裁も、続投する可能性が浮上してきました。


そのように考えると、足元の緩和政策の維持も継続され、リーマンショック対応のために行った


非常時の金融政策からの脱却を図る欧米諸国との差が、再び注目されることが予想されます。


米国に次いで利上げを行ったカナダや、利上げが近いと観られている英国、それに今週の理事会で


量的緩和の縮小に関するメッセージが打ち出されるかもしれないユーロ圏との金融政策の差です。





すぐに115円台を超えていく可能性は低いとしても、緩やかにドルが上昇して行くための


条件は整いつつあるように思います。


従って今週は、ドルが売られて下げたところを買うスタンスが効果的かと思います。









■ 今週の注目材料 ■



10/23(月)

  • 欧   ユーロ圏、2016年政府債務
  • 欧   ユーロ圏10月消費者信頼感(速報値)



  • 10/24(火)

  • 独   独10月製造業PMI(速報値)
  • 独   独10月サービス業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月総合PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(速報値)
  • 米   10月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米  企業決算 → GM、3M、キャタピラー、マクドナルド、AT&T



  • 10/25(水)

  • 豪   豪第3四半期消費者物価指数
  • 独   独10月ifo景況感指数
  • 英   英7−9月期GDP(速報値)
  • 米   9月耐久財受注
  • 米   8月FHFA住宅価格指数
  • 米   9月新築住宅販売件数
  • 米  企業決算 → VISA、コカコーラ、ボーイング
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 10/26(木)

    欧   ユーロ圏9月マネーサプライ
  • 欧   ECB政策金利発表
  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   9月中古住宅販売成約指数
  • 米  企業決算 → ツイッター、インテル、アルファベット、アマゾン、マイクロソフト



  • 10/27(金)

  • 豪   豪第3四半期生産者物価指数
  • 日  9月消費者物価指数
  • 中   中国 9月工業利益
  • 米   7−9月GDP(速報値)
  • 米   10月ミシガン大学消費者マインド(確定値)



  •  
    10/28(土)

  • 欧   アイスランド総選挙  



  • 10/29(日)

  • 欧  欧州、冬時間に移行




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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。