今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/27 〜 12/3)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 110.00 〜 113.00
ユーロ/円 ・・・  130.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 88.00
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先週、ドル円は米長期金利の低下にともなって、111円割れを試した格好になりましたが、


今のところ、111円割れは回避されています。


米税制改革の先行き不透明さに加え、トランプ政権のロシア疑惑が再びクローズアップされた


ことで、ややりリスク回避の流れが強まり、円が買われたものです。





さらに下落を加速させたは、これまでサポートゾーンと見られていた111円70銭前後が


下抜けしたことが、ドルロングの投資家を弱気にさせたと見られます。


このレベル前後には「日足」の「雲の上限」や「120日線」さらには「200日線」など、重要な


サポートが集中しており、かなり硬いサポートだったと見られていたからです。





個人的には、これまでのドル堅調な動きにやや変化は出てきた可能性を意識せざるを得ません。


テクニカルでは「日足」チャート自体はまだ崩れていませんが、111円を割りこむと、市場参加者の


相場観も変化すると見られ、ドルの底値を探る動きが加速することも予想されます。


今週は、経済指標よりも「要人発言」に注意したいと思います。





特に、明日は次期FRB議長のパウエル氏の公聴会があり、ここでの発言が注目されます。


基本的にはイエレン現議長の政策を踏襲するものと見られますが、経済学者ではないパウエル氏の


手腕が注目されます。


また、水曜日はイエレン議長の議会証言もあります。


先週の講演で「拙速な利上げは景気によくない」との発言を行い、「ハト派色」を強めたところでしたが、


3ヶ月の任期を残して、どのような発言を行うのか、こちらにも注意です。


この他ににもNY連銀のダドリー総裁など地区連銀総裁の講演も多く、12月のFOMCでの利上げは


確実としても、来年の利上げに関するヒントが得られるかもしれません。





そして通貨では、ユーロドルの動きが鍵になりそうです。


先週末のNYでは1.1944までユーロ高が進み、2カ月ぶりの水準を示現しました。


直近高値である1.21に迫るようだと、ドル安の流れが加速することも考えられます。


もっとも、1.21を超えるようだと、ECB幹部からのユーロ高をけん制する発言も予想され


一気にこの水準を超えていくのも容易ではありません。


ここまで反発してきたユ−ロドルに一服感が出て下落するようだと、ドル円も112円方向に


反発することになります。


今年も残りあと1カ月。


相場は来年の動きを先取りしたものになるかもしれません。









■ 今週の注目材料 ■



11/27(月)

  • 中   中国 10月工業利益
  • 米   10月新築住宅販売件数
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演



  • 11/28(火)

  • 欧   ユーロ圏10月マネーサプライ
  • 欧   OECD経済見通し
  • 米   9月FHFA住宅価格指数
  • 米   9月ケース・シラ−住宅価格指数
  • 米   11月消費者信頼感指数
  • 米   11月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   パウエル次期FRB議長の指名承認公聴会
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演



  • 11/29(水)

  • 独   独11月消費者物価指数(速報値)
  • 仏   仏7−9月期GDP
  • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感(確報値)
  • 英  英10月消費者信用残高
  • 米   7−9月GDP(改定値)
  • 米   10月中古住宅販売成約指数
  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  • 米   イエレン・FRB議長、上下合同経済委員会で証言
  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演
  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演



  • 11/30(木)

    豪   豪10月住宅建設許可件数
  • 日   10月鉱工業生産
  • 中   中国 11月製造業PMI(速報値)
  • 中   中国 11月非製造業PMI(速報値)
  • 独   独11月雇用統計
  • 欧   ユーロ圏11月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏10月失業率
  • 欧   OPEC総会
  • 欧   スペイン7−9月期GDP
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   10月個人所得
  • 米   10月個人支出
  • 米   10月PCEコアデフレータ
  • 米   11月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演



  • 12/1金)

  • 日   10月失業率
  • 日  11月消費者物価指数
  • 中   中国 11月財新製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏11月製造業PMI(改定値)
  • 英   英11月製造業PMI
  • 米   11月ISM製造業景況指数
  • 米   11月自動車販売台数
  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
  • 加   カナダ11月就業者数
  • 加   カナダ11月失業率
  • 加   カナダ9月GDP
  • 加   カナダ7−9月期GDP



  •  
    12/2(土)

     



    12/3(日)





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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。