今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(12/04 〜 12/10)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 110.50 〜 114.00
ユーロ/円 ・・・  132.00 〜 137.00
豪ドル/円 ・・・  84.00  〜 88.00
====================================================================================




先週前半には111円を割り込み、110円84銭前後まで円高ドル安が進んだドル円でしたが、


週末にはしっかりと112円台後半まで値を戻し、結局もとの鞘に戻った形になりました。


さらに週明けの月曜日には早朝に、113円台に乗せるなど、元の鞘に戻っただけではなく、


予想されるレンジの上値を試す展開にまでになって来ました。





ドル安が進んだ背景は米長期金利の低下でした。


米長期金利との相関度が強いドル円は、長期金利が低下するとどうしても下落に転じてしまいます。


先週の米長期金利は2.31%近辺まで下落したあと、2.41%台まで値を戻しています。


従って、ドル円も同じように下値を試した後、反発しています。





特に今朝方は約4週間ぶりに113円台乗せがありましたが、さすがに久しぶりにの水準だったこともあり


ドル売りに押され、112円台後半で一進一退の動きになっています。


実施時期はまだ確定していないとしても、法人税が35%から20%に大きく下がることが、米上下院で


可決しています。


ここまでは予想通りで、むしろ遅かった印象さえあります。


ただ、実施時期に関しては上院と下院で隔たりがあり、今後両院協議会で調整が行われることになって


おり、まだ予断は許しません。





また懸念材料のもう一つに、再び蒸し返されてきた「ロシアゲート問題」があります。


先週、フリン前大統領補佐官がロシア問題で虚偽の供述を行ったことを認めたことで、トランプ政権の


中枢にまで捜査が進むのではないかという見方からドルが大きく売られ、NYダウは350ドル下げる場面も


ありましたが、税制改革法案に対する楽観的な見方がドルを支えました。


今後はこの捜査の進展と、減税の実施時期、あるいはその財源を巡る情報が相場に大きく影響を与える


と考えられます。


事実、先週末のNY市場ではドル円が乱高下しています。





一旦113円台まで値を戻したドル円ですが、ここから一段の上昇はそう簡単ではないと見て


います。


ちょうど1カ月前に記録した114円73銭を抜くには、まだ時間と援軍が必要です。


少なくとも米長期金利が2.5%の水準を回復する必要があろうかと思います。


110円割れは一応回避できた形にはなっていますが、だからといってこのままドルが上昇する


状況でもありせん。


今年の後半がこのような展開だったことが、値幅を少なくし、もみ合いを長引かせた背景でしたが、


年内残るところはあと3週間。


もみ合いを終わらせることができるのかどうか、注意深く観たいと思います。





今週末には今年最後の「雇用統計」の発表があります。


現時点では21万人の増加と、4.1%の失業率が予想されていますが、雇用統計に関しては


下値不安はほとんどないと思われます。










■ 今週の注目材料 ■



12/4(月)

  • 欧   ユーロ圏10月生産者物価指数
  • 欧   メイ首相、ユンケル欧州委員長と会談(ブリュッセル)
  • 英   英11月建設業PMI



  • 12/5(火)

  • 豪   豪10月小売売上高
  • 豪   RBA、キャッシュターゲット
  • 豪   豪7−9月期経常収支
  • 中   中国 11月財新サービス業PMI
  • 中   中国 11月財新コンポジットPMI
  • 欧   ユーロ圏7−9月期GDP(確定値)
  • 欧   ユーロ圏10月小売売上高
  • 欧   ユーロ圏11月総合PMI(改定値)
  • 欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(改定値)
  • 英   英11月サービス業PMI
  • 米  10月貿易収支
  • 米   11月ISM非製造業景況指数
  • 加   カナダ10月貿易収支



  • 12/6(水)

  • 豪   豪7−9月期GDP
  • 米   11月ADP雇用者数
  • 加   カナダ中銀政策金利発表



  • 12/7(木)

    豪   豪10月貿易収支
  • 中   中国 11月外貨準備高
  • 独   独10月鉱工業生産
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   7−9月期家計純資産
  • 米   10月消費者信用残高
  • 加   カナダ10月建設許可件数



  • 12/8金)

  • 日  11月景気ウオッチャー調査
  • 日   10月国際収支
  • 日   7−9月GDP(改定値)
  • 中   中国 11月貿易収支
  • 独   独10月貿易収支
  • 英   英10月鉱工業生産
  • 英   英10月貿易収支
  • 米   11月雇用統計
  • 米   12月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
  • 加   カナダ11月住宅着工件数」



  •  
    12/9(土)

  • 中   中国 11月消費者物価指数
  • 中   中国 11月生産者物価指数  



  • 12/10(日)





    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。