今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(3/2〜3/6)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  94.00 〜 99.00
ユーロ/円 ・・・ 119.00 〜 125.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2200 〜 1.2750


ドル/円は先週、年初来高値であった94円65銭を上抜けしたことで、

一気に98円後半まで上昇し、円はクロス円でも全面安の展開でした。

87円10銭を記録してから約10円の円安水準にもかかわららず、

米議会の一部では「日本の通貨当局が意図的に円安誘導している。」という

批判がでるほどでした。

日本のファンダメンタルズを考慮すれば、当然の水準であるが、中川前財務相

の酩酊記者会見が「芝居」であったら、意図的と言われても致しかたないが、

中川氏もそれほど「役者」ではないと思われるので市場は日本の現状を

忠実に反映したものといえるでしょう。



さて、今週は欧米で重要経済指標が目白押しです。

米国ではADP雇用者数と週末には雇用統計が発表されます。

先週までの週間失業保険申請件数が悪化していることから、市場の

コンセンサスはマイナス62万人台に集中しています。

また、AIGの決算も今夜です。

問題は、ここ数ヶ月続いている米悪材料に市場が素直に反応しない

状況が続くのかどうかです。

「米経済の悪化は、世界経済にとっても大きなマイナス」で

本来ドルにマイナス材料だとしても、相対的に安全な資産としてドルが買われる。

「雇用統計」が発表されるたびに、そんな状況が続いているわけですが、

市場予想を大きく超える悪化指数がでればやはり、話は別でしょう。

そして、テクニカル的には95円を下抜けするかどうかが重要だと思います。

これまでの抵抗線が今度は支持線に変わることはよくあるケースで、

この水準を割り込めば93円程度まで下押しする可能性もありますが、

前提条件として「相当な悪化指標」が出た場合ということを

付け加えて置きたいと思います。



ユーロ/ドルも「三角保ち合い」を形成しており、エネルギーが溜まっているものと

思われます、どちらかと言えば下抜けすると観ていますが、

1.25割り込む必要があり、このところの動きではなかなか割り込めない

水準となっています。

先週のようにドル高の動きのなかでもユーロが強含む場面が多く、

ドル、円、ユーロがまったく無関係に動くところが、このところの相場を

読みにくくしています。

■ 今週の注目材料 ■



3/2 (月)


  •  
  • 欧  2月ユーロ圏インフレ率
  • 米  2月ISM製造業景況感指数
  • 米  1月個人消費支出   
  • 3/3 (火)


      
  • 欧  1月ユーロ圏生産者物価指数 
  • 米  1月中古住宅販売保留
  • 米  米英首脳会談(ワシントン)
  • 3/4 (水)


     
  • 欧  1月ユーロ圏小売売上高
  • 米  地区連銀経済報告書(ベージュブック)     
  • 米  2月ISM非製造業景況感指数 
  • 米  2月ADP雇用者数    
  • 3/5(木)


  • 欧  ECB理事会   
  • 欧  BOE金融政策委員会 
  • 欧  ユーロ圏第4四半期GDP改定値
  • 米  週間失業保険申請件数  
  •  
    3/6(金)


  • 欧  独1月生産者物価指数
  • 米  2月雇用統計

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。