今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

今週のレンジ予想
7月29日 〜8月2日
ドル/円
107.50〜109.30
ユーロ/円
119.00〜122.00
豪ドル/円
74.00〜76.50

ドル円は108円を挟む展開から先週末には108円台後半までドル高が進み、ややドル高方向にシフトしていますが、基本知的には大きな動きには至っていません。それは、やはり今週水曜日に予定されている夏休み前最後のFOMCの結果を見極めたいという投資家心理が背景にあるせいだろうと思います。

実際今週はFOMCだけではなく、明日には日銀決定会合があり、1日にはISM製造業景況指数もあります。また、週末には早くも7月の雇用統計があり、ある意味「夏休み前の最後のかき入れ時」ということになります。さらに中断していた米中通商協議も、米中首脳会談をきっかけに再開される見通しとなり、明日から上海で次官級協議が始まります。このように今週は材料が豊富なため、相場の方もこれまでとは異なり動きも出てくると予想していますが、希望でもあります。利下げ観測が強まり、今週のFOMCでは25ベーシスの利下げが確実視されており、場合によってはさらに年内1回から2回の利下げが見込める状況ですが、その割には思ったほど円高が進んでいません。

6月25日に106円台後半まで円高が進む場面もありましたが、それ以来106円台には沈んでいません。「ドル安円高が進む」と予想している市場参加者が多いにも関わらず、円高が進まない理由は、これといってはっきりしたものは見つかりません。日本の機関投資家が外債投資のためドルが下がった局面ではドル買いを行っており、これがドルの下落を抑えているといった指摘もあります。また米国株が堅調で、株価の上昇は基本的にはリスクオンにつながることから、これもドル安を抑制しているとの見方もできます。ただいずれも決定的な材料としてはやや説得力に欠けそうです。個人的にも、目先は依然としてドル下落のリスクの方が上昇のリスクよりも高いと考えていますが、ここに来て、「ひょっとしたら、109円台を回復しドルがゆっくりと上昇する可能性」も意識しています。

とりわけ今週のように、材料が目白押しの状況の中でもドルが売られることがないようだと、来週からは本格的な夏休みも始まり、さらに動意が乏しくなることも予想され、「閑散に売りなし」と言われるように、ドルが緩やかに上昇することもないとは言えません。FOMCに先行して日銀決定会合もありますが、まずはFOMCの声明文とパウエル議長の会見に注目です。

今週の注目材料

  • 7/29(月)
    英 英6月消費者信用残高
    英 英6月 マネーサプライ
  • 7/30(火)
    豪 豪6月住宅建設許可件数
    日 6月失業率
    日 6月鉱工業生産
    日 日銀金融政策決定会合
    日 黒田日銀総裁記者会見
    独 独8月GFK消費者信頼感
    独 独7月消費者物価指数(速報値)
    欧 ユーロ圏月消費者信頼感指数(確定値)
    米 6月個人所得
    米 6月個人支出
    米 6月PCEコアデフレータ
    米 5月ケース・シラ−住宅価格指数
    米 6月中古住宅販売件数成約指数
    米 7月消費者信頼感指数
    米 米中通商協議(上海、31日まで)
  • 7/31(水)
    豪 豪第2四半期消費者物価指数
    中 7月製造業PMI(速報値)
    中 7月非製造業PMI(速報値)
    独 独7月失業率
    欧 ユーロ圏4−6月期GDP(速報値)
    欧 ユーロ圏6月失業率
    欧 ユーロ圏7月消費者物価指数(速報値)
    欧 企業決算 → クレディスイス、BNPパリバ
    米 7月ADP雇用者数
    米 4-6月雇用コスト指数
    米 7月シカゴ購買部協会景気指数
    米 FOMC 政策金利発表
    米 パウエル議長記者会見
    欧 企業決算 → GE,FCA
    加 カナダ5月GDP
  • 8/1(木)
    中 7月財新製造業PMI
    独 独7月製造業PMI(改定値)
    欧 ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
    欧 企業決算 → バークレーズ、ロイヤル・ダッチ・シェル、BMW
    英 BOE金融政策発表
    英 BOE四半期インフレ報告
    英 カーニー・BOE総裁講演
    米 新規失業保険申請件数
    米 7月ISM製造業景況指数
    米 7月自動車販売台数
    米 企業決算 → GM、ベライゾン
  • 8/2(金)
    豪 豪第2四半期生産者物価指数
    豪 豪6月小売売上高
    日 7月マネタリーベース
    日 日銀金融政策決定会合、議事要旨(6月19日、20日分)
    欧 ユーロ圏6月小売売上高
    欧 ユーロ圏6月生産者物価指数
    欧 企業決算 → RBS
    米 7月雇用統計
    米 6月貿易収支
    米 6月耐久財受注
    米 7月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
    米 企業決算 → エクソンモービル
    加 カナダ6月貿易収支
  • 8/3(土)
  • 8/4(日)
 
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算20年以上、為替の世界に携わっている。

・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。

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外為オンラインのシニアアナリスト 
佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。