今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/13〜4/17)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  99.00 〜 102.50
ユーロ/円 ・・・ 130.00 〜 135.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2900 〜 1.3450


今週は大手米銀の第1四半期決算が発表される予定で非常に注目されています。

今年初めまでこの決算が大幅な赤字だったことでNY株式市場が大きく売られ、ドル安が

続いていたた経緯があることから、今回の「好決算」予想が注目されているわけです。

先週ウェルズファーゴが決算発表を前倒しして「過去最高益四半期決算」を発表したことで、

市場に大きなサプライズを与えました。

この影響でNYダウは金融セクターを中心に急騰。それを受けて日経平均も9000円の大台を

一時的に回復しました。

「ウェルズ効果」がどこまで見込めるかということですが、ここで先週末時点での大手行の

四半期決算予想をまとめておくと・・・・・・。

ゴールドマン、JPモルガン、バンカメあたりまでは黒字を確保し、そこそこの内容だと

言われています。

しかし、シティー、モルガンスタンレーについては赤字決算の可能性を否定できません。

今回の金融危機を予見したとして有名なニューヨーク大学のルービニ教授は先月、

ブルームバーグとのインタビューに答えて「大手行のいくつかは国有化が必要になるだろう。」と

述べていました。

また、ガイトナー財務長官も同様のコメントをしており、何かを感じざるを得ません。

結局ストレステスト(健全性審査)の結果で、どの金融機関に対してどの程度の資本注入が必要かが

判明することになるわけです。

いずれにしても銀行決算を受けてNYダウが上下し、為替もその影響を受け乱高下するもと思われますが

それでもNY株式市場は底値を脱した可能性が高いことからドルの深押しは考えにくでしょう。

株高を受けて投資家心理の不安の目安となる「恐怖指数」(VIX指数)は先週、半年ぶりとなる

レベルまでて低下したことが象徴的です。



今週は銀行決算以外に住宅関連の指標が出ます。

この点に関しても最悪期は脱している思われ、底割れを示す指標が出るとも思えません。

底打ち感が出てくればドル高に繋がりそうです。



懸念材料とすればGM問題でしょうか?

本日午前中にブルームバーグはNYタイムズの記事として米財務省は

6月1日までに破産法の適用申請を準備するよう命じたと伝えています。

事実、GMのCDSの価格は今月に入り急騰し、この価格を見る限り

何が起きてもおかしくないと言えるでしょう。

■ 今週の注目材料 ■



4/13 (月)


  • 日 3月企業物価指数 
  • 欧   復活祭で英独など株式市場は休場   
  • 4/14 (火)


     
  • 米   3月小売売上高
  • 米   3月生産者物価指数
  • 米   バーナンキFRB議長講演
  • 米   1−3月期決算発表 →ゴールドマンサックス、ジョンソン&ジョンソン
  • 4/15 (水)


  • 日   2月鉱工業生産(確報値)     
  • 米   3月消費者物価指数     
  • 米   4月NY連銀製造業景気指数  
  • 米   4月NAHB住宅市場指数
  • 米   地区連銀経済報告(ベージュブック)     
  • 4/16(木)


  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数    
  • 欧   ユーロ圏2月鉱工業生産  
  • 米   3月住宅着工件数    
  • 米   3月住宅許可件数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   4月フィラデルフィア連銀景況指数  
  • 米   3月生産者物価指数
  • 米   1−3月期決算発表→JPモルガンチェース、グーグル 
  •  
    4/17(金)


  • 日   日銀支店長会議
  • 日   3月の消費者動向 
  • 日   トリシェECB総裁来日(都内で講演予定)
  • 欧   ユーロ圏2月貿易収支               
  • 米   4月ミシガン大学消費者信頼感指数      
  • 米   バーナンキFRB議長講演 
  • 米   1−3月期決算発表→シティーグループ、GE          

  • GMのCDSの価格推移

    GMのCDSの価格推移 <出典 ブルームバーグ>


    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。