今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(4/27〜5/1)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  94.50 〜 98.50
ユーロ/円 ・・・ 124.00 〜 129.00
a
ユーロ/ドル・・・ 1.300 〜 1.3500


FRBによるストレステストの結果が対象行に通知されたも模様で、今後5月4日の発表に

向け様々な情報が漏れてくると思われます。

ウオールストリートジャーナル電子版ではストレステストの結果、少なくとも3行に対して

資本準備金の積み増しと求めたと報じています。

また、今回の査定内容の手法も厳しく「大半は資本調達の必要がでてくる」とも見方もあり、

ブルームバーグによると、「FRBは24日、ストレステストの手法を公表。

会計手法の変更で2010年から銀行が組み入れる帳簿外の資産も対象となり、約9000億ドル

の資産がバランスシートに組み入れられる可能性がある。」と伝えており、この結果「19行のうち

大半が資本増強に向け、何らかの措置をとる必要がでてくる。」としています。

会計手法の変更に加え、先の第1四半期決算ではモルガンスタンレー以外の大手金融グループは

黒字を確保したものの、各行は住宅だけでなく、カード、消費者、商業用不動産などの債権に対して大幅に

貸倒引当金を積み増しており、この部分に備えた資本増強も必要となる可能性があります。



市場ではこの査定結果が公表されるにつれて円高が進むと観ています。

資本増強を余議なくされる銀行にとって増資の目処をつけることと、収益源の柱をどう構築していくかが

重要となってきそうです。



今週はさらにクライスラーの再建計画の期期限がきます。

今朝の速報では、クラースラーは全米自動車労組と労務コストの削減で合意に達したとの報道が

あり、破たん回避に向けたぎりぎりの交渉は続けららえています。しかし、政府から追加の公的資金を

引き出すことができる再建策には依然として否定的な見方が支配的です。

また、GMも6月1日の提出期限を待たず4月27日にコスト削減を柱とする再建計画詳細を

発表するとメディアは伝えています

いずれにしても今週から来週にかけてこれまで懸念されていたドルマイナス材料の二つが

正念場を迎えます。



ドル円は節目を割り込んだことで緩やかな円高が続くと観ています。

目先は95円をサポートと観ていますが、抜けてくると92円〜93円程度までの円高も

考えられます。

米国の景気にまだら模様とはいえやや明るさが見えていることと対照的に、日本のファンダメンタルズは

相当悪化しており、足元、さらに悪化する気配もあることから海外勢の反応が気になるところです。

今週は日本の鉱工業生産発表があると同時に米GDPの発表もあります。

日米のファンダメンタルズ、プラス上記重要イベントをめぐって大きく動く週になりそうです。

■ 今週の注目材料 ■



4/27 (月) 


     
  • 日 09年度政府経済見通し修正発表 
  • 4/28 (火)


     
  • 日   3月大型小売店販売額     
  • 日   3月小売業販売額     
  • 欧   独4月消費者物価指数 
  • 欧   1−3月期決算発表 →独ダイムラー     
  • 米   4月S&Pケースシラー住宅価格指数
  • 米   4月消費者信頼感指数
  • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数
  • 米   FOMC(29日まで)     
  • 4/29 (水)


  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感     
  • 米   第1四半期GDP(速報値)          
  • 米   モルガンスタンレー株主総会                 
  • 4/30(木)


  • 日   3月鉱工業生産 
  • 日   日銀金融政策決定会合      
  • 欧   ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)     
  • 欧   独4月失業率
  • 欧   ユーロ圏3月失業率
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   3月個人消費所得
  • 米   4月シカゴ購買部協会景気指数
  • 米   クライスラー再建計画策定期限       
  •  
    5/1(金)


  • 日   3月失業率               
  • 米   4月ミシガン大学消費者信頼感指数   
  • 米   4月ISM製造業景況指数   
  • 米              

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。