今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

今週のレンジ予想
10月26日 〜 11月01日
ドル/円
103.00〜107.00
ユーロ/円
121.00〜126.00
豪ドル/円
73.00〜77.00

米大統領選まで1週間余りとなってきました。先週最後の討論会を終え、前回よりも中身のある討論会になった模様ですが、相変わらず相手の弱点を攻めまくる応酬は変わっていなかったようです。

さて、11月3日の選挙ではバイデン氏勝利の見方は変わらないようですが、それでもまだ予断を許さないといったところが大方の見方のようです。有利と予想されているバイデン陣営でさえ、慎重姿勢を崩していないと報じられています。ドイツ証券のワシントン在住ロビイスト、フランク・ケリー氏にとよると、「大統領選挙の世論調査では全国調査結果をみても意味がない」と語っています。ケリー氏は、「激戦州である、フロリダ、ペンシルベニア、オハイオ、ミシガン、ウィスコンシン、アリゾナ、ノースカロライナで勝てるかどうか。それ以外は、固まっている」と述べています。

その激戦州では両氏の支持率の差が縮まって来ていると報告されています。中でもオハイオ州では、トランプ氏がバイデン氏を「0.6ポイント」リードし、逆転しているとのことです。またフロリダとミシガンを除いたその他の激戦州では全て両氏の差は縮まっています。つまりトランプ氏が盛り返しているということです。激戦州での支持率の差が拮抗してきたことを考えると、バイデン氏リードとは言え、まだ分からないというのが実情のようです。また、そもそもバイデン氏が仮に勝利しても、「勝利宣言」が何時出されるのか分からないといったことも挙げられます。もう一つの注目点である上院議会選も「混沌としており予想が難しくなった」という声が高まっています。長らく共和党の上院議員が抑えていたアラスカ州とカンザス州では民主党の接近で、共和党優位の情勢が揺らいでいると伝えられています。ただそれでも共和党は2議席を失うものの、過半数は維持できるのではないかと見られています。結局、最も可能性が高いシナリオとしはバイデン氏が勝利を収め、議会は上院では共和党が過半数を維持する「ねじれ議会」ということで、いわゆる「トリプル・ブルー」の実現はないということに落ち着きそうです。2016年の例もあり、最後の最後までわからないと見ておいた方がいいようです。

ドル円は104〜105円でやや膠着状態です。先週21日にはドル円が104円台前半まで1円ほど一気にドル安が進む場面もあり、「いよいよ明確な方向が出てきたかもしれない」と思っていましたが、その後は105円近辺まで押し戻され、まだ明確なトレンドは出ていません。新型コロナウイルの感染が再び世界規模で拡大してきたことや、米経済対策の合意も進まないなど、どちらかと言えば「ドル安要因」が散見される状況ですが、それでもまだ積極的にドルを売る地合いでもありません。今週は引き続き大統領選を巡る情報と、29日(木)に発表される米第3四半期のGDP速報値に注目したいと思います。

今週の注目材料

  • 10/26(月)
    日 8月景気先行指数(CI)(改定値)
    独 独10月ifo景況感指数
    米 9月新築住宅販売件数
    米 バレット氏の連邦最高裁判事指名承認採決の予定
  • 10/27(火)
    中 中国9月工業利益
    欧 ユーロ圏9月マネーサプライ
    米 9月耐久財受注
    米 8月ケース・シラ−住宅価格指数
    米 8月FHFA住宅価格指数
    米 10月消費者信頼感指数
    米 10月リッチモンド連銀製造景況業指数
    米 企業決算 → マイクロソフト、アドバンテスト、3M、キャタピラー、ファイザー、メルク
  • 10/28(水)
    豪 豪第3四半期消費者物価指数
    米 カプラン・ダラス連銀総裁、討論会に参加
    米 企業決算 → GE、ボーイング、UPS、VISA、ブラックストーン、イーベイ、ギリアド
    加 カナダ中銀政策金利発表
  • 10/29(木)
    日 日銀金融政策決定会合
    日 黒田日銀総裁記者会見
    独 独10月失業率
    独 独10月消費者物価指数(速報値)
    欧 ユーロ圏10月景況感指数
    欧 ユーロ圏10月消費者信頼感指数
    欧 ECB政策金利発表
    欧 ラガルド・ECB総裁記者会見
    米 7−9月GDP(速報値)
    米 新規失業保険申請件数
    米 9月中古住宅販売成約件数
    米 企業決算 → アルファベット、アップル、アマゾン、ツイッター、フェイスブック
  • 10/30(金)
    豪 豪第3四半期生産者物価指数
    日 9月失業率
    独 独7−9月期GDP(速報値)
    欧 ユーロ圏7−9月期GDP(速報値)
    欧 ユーロ圏10月消費者物価指数(速報値)
    欧 ユーロ圏9月失業率
    米 9月個人所得
    米 9月個人支出
    米 9月PCEコアデフレータ
    米 7−9月雇用コスト指数
    米 10月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
    米 10月シカゴ購買部協会景気指数
    米 企業決算 → エクソンモービル、シェブロン
  • 10/31(土)
  • 11/1(日)
 
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算20年以上、為替の世界に携わっている。

・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。

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外為オンラインのシニアアナリスト 
佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。