マーケット・プレディクション(5/18〜5/22)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 93.00 〜 97.00
ユーロ/円 ・・・ 125.00 〜 131.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.3800
日米株式市場で株の下落リスクが高まっています。
米国ではストレステストの結果を受けて、資本増強の必要性を指摘された
ウェルズファーゴ、USバンコープなどが増資により資本増強を発表。
バンカメも最大12億5千万株の普通株を発行する計画です。
これにより、既存株主価値の希薄化に繋がり、株価下落要因となる可能性が
あります。
本邦では銀行の持ち合い株が株式相場の影響を大きく受けることから
3メガバンクとも「今後減らして行く方向」で検討を始めたようです。
3メガバンクは2009年3月決算で保有株式の値下がりによる損出が
合計で1兆3千億円にものぼり、大幅赤字になるなど企業との株式持合いが
業績を圧迫しています。
今決算ではも保有株を大幅に減らしたりそな銀行のみが株式保有に伴う減損額が
軽微で黒字を確保しています。
このような状況から3メガバンクとも保有株を大幅に圧縮する方向で、
最大で1兆円近い株式が売却される可能性が出てきおり、仮に市場で
売却されるようだと再び株式市場が下落するきっかけになりかねません。
円が2か月振りに94円台に突入し、円高傾向が鮮明になりつつあります。
個人的には昨年秋のような急激な円高局面は、本邦を取り巻くファンダメンタルズと米国のそれを
冷静に比較した場合、考えにくいと先週もこの欄で述べました。
米国では実態経済は未だ不透明ですが、経済指標などでは明るい兆しが見え始めています。
他の金融市場でもCDS指数は昨年9月のリーマンショック以前の水準まで戻っています。
恐怖指数と言われるVIX指数も正常といわれる30ポイント台まで下落しています。
一方、本邦では景気底打ちの兆しは見えていません。
その点では今週水曜日に発表される1−3月期GDPは相当注目されています。
ただ、先週から今日、月曜日までの動きを観ているとじりじりと円高局面に移りつつあることは
否めません。
90円ー95円の新しいレンジに入るのか、再び95円ー100円のレンジに戻るのかは
いましばらく市場の動きを観ないと判断できませんが、ドルの底値を試しに行く過程にあるのは
間違いなさそうです。
ここで1月21日の87円10から4月16日の101円45までの上昇幅をフィボナッチで
確認しておきます。
先週の96円を割り込んだことで23.6%の下落は完了しており、次の94円28で
50%の下落が完了することから目先この水準の攻防ということになりそうです。
割りこ込んだ場合には92円57に61.8%のサポートが存在します。
先週半ばまで明確な方向感を見いだせないでいたドル円は、にわかに円高ドル安傾向が
鮮明になりつつあります。
この傾向が定着するかどうかは先週の「GM問題」「株式市場」に加え20日の
本邦の「1−3月期GDP」が大きなカギを握っています。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/18 (月)
日 消費動向調査
欧 3月ユーロ圏貿易収支
- 5/19 (火)
日 3月鉱工業生産
欧 独5月ZEW景況感調査
欧 ユーロ圏5月ZEW景況感調査
米 4月住宅着工件数
- 5/20 (水)
日 第一四半期GDP(一時速報)
欧 ECB理事会
米 (4月28,29日)FOMC議事録
- 5/21(木)
日 日銀金融政策決定会合
米 週間失業保険申請件数
米 5月フィラデルフィア連銀景況指数
- 5/22(金)
日 景気動向指数(改定値)
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