マーケット・プレディクション(5/25〜5/29)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 92.50 〜 97.00
ユーロ/円 ・・・ 129.00 〜 135.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3800 〜 1.4300
先週ドル安の再燃があるとすれば「GM問題」か「株安」ではないか、と書きました。
ストレステストの結果を踏まえて米大手金融機関に対する不安ながある程度払拭され
これが株価上昇に繋がりNY株式市場を押し上げていました。
しかし、NY株式市場は実態以上の上昇が続いたこともあり先週は下落傾向を強め、ドル安に
動き始めました。
加えて、英国国債の格付け引き下げが行われたことから、大幅な財政赤字に陥っている米国も
同様に引き下げられるのではとの懸念が台頭し、これがドル売りに拍車をかけドルは
全通貨に対して売られる展開となりました。
今週も引き続き、傾向としてはドル安が続きそうな気配ですが、この水準から一方的に
ドルが大きく売られる展開は考えにくいと思います。
国債の格下げという問題を別にすれば、財政赤字は日本も同様です。
ユーロ圏も先日のGDPマイナス2.5%が示すように景気後退が依然続いており、
さらに今後欧州金融機関の不良債権問題が再燃する可能性も残っています。
日米欧のファンダメンタルズを比較した場合、ドルだけが大きく売られる理由を見つけるのは
そう簡単ではないはずです。
懸念される「GM問題」ですが、再建計画書提出期限まであと1週間となりました。
このところの専門家の意見では「破綻は避けられない」との見方が有力です。
GMの債務株式化の応募締め切が明日26日に迫っている中、依然として大口債権者との間で
合意には隔たりがあるようです。
また同社のCDSを保有する債権者にとっては「破たん」による清算の方が債権回収をできるという
事情もあるようです。
このような状況でから「市場では織り込み済み」とも声もここにきて出てくるようになっています。
個人的には「織り込み済み」とはいえ、クライスラー破たん時とは、その影響は大きく違うと思います。
今週はまた、住宅関連指標が多く予定されています。
その中でも「ケースシラー住宅価格指数」が特に注目されます。
先月発表の2月の同数字では、若干ながら住宅価格の下落が緩やかになっています。
ブルームバーグの調査によれば、3月の同指数の予想は18.4低下(2月は18.6低下)
を示しており、27日発表予定の中古住宅販売件数も前回を上回る予想が出ています。
強弱まだら模様の数字が続く米経済指標ですが、住宅ローン金利が歴史的低水準から
住宅購入意欲も上向いてきていることを考えると、同指数が下げ止まっている可能性も
十分考えられます。
欧州通貨に対して弱含んでいるドルですが、対ユーロで、どの水準まで売られるのかも
注目されます。
先週、約5か月振りに1.40台半ばまで急伸したユーロドルですが、目先1.41台前半まで
が一杯と観ています。
その後、さらに上昇が続くようだと円も92円台を目指す可能性もあります。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/25 (月)
欧 ロンドン休場(バンクホリデイ )
欧 独5月IFO景況指数
米 NY休場(メモリアルデイ)
- 5/26 (火)
欧 独第1四半期GDP確報値
欧 ユーロ圏3月経常収支
米 5月消費者信頼感指数
米 3月ケースシラー住宅価格指数
- 5/27 (水)
日 日銀金融政策決定会合議事録要旨(4月30日分)
欧 独5月消費者物価指数
米 4月中古住宅販売件数
米 3月住宅価格指数
- 5/28(木)
日 4月大型小売店販売額
欧 独5月失業率
欧 ユーロ圏5月消費者信頼感指数
米 4月耐久財受注
米 週間失業保険申請件数
米 4月新築住宅販売件数
- 5/29(金)
日 4月失業率
欧 ユーロ圏5月消費者物価指数
欧 ユーロ圏4月失業率
米 第1四半期GDP改定値
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 5月シカゴ購買部協会景気指数
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