マーケット・プレディクション(8/24〜8/28)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 93.00 〜 96.50
ユーロ/円 ・・・ 133.00 〜 137.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4100 〜 1.4550
先週は上海株の行方を睨みながらの展開でした。このところ大きく調整を見せている
上海株式市場はNY市場や東京市場にまで影響を与えるようになっています。
上海が下落すれば、世界経済にとってマイナスになるという連想から
株、為替への影響力が高まっています。
上海株は年初から9割近い上昇を演じ、実体経済の改善だけでは説明がつかないほど
上昇を続けていました。
金融緩和政策から銀行融資が大きく伸び、その資金が不動産や株式市場に流れている
との指摘も頷ける程株価は上昇を見せていました。
その後、金融当局が融資規制に動くとの観測から調整を始め、ピークからは2割程
下げてきました。
この下げがNY市場や東京市場にも飛び火した格好となり、株安からリスク資産の縮小に
繋がりドル安、円高、クロス円安へと連鎖していきました。
ドル円は先週末には1ヶ月ぶりとなる93円50を割り込み、93円割れも視野に入った
雰囲気はありましたが、中古住宅販売の大幅改善と、バーナンキFRB議長の発言に
市場は大きく反応、ドル円で94円台後半、NYダウでは昨年11月以来の9500ドル台
に乗せて引けています。
狭いレンジの中、神経質な展開が続くドルですがいまいち方向感は見い出せません。
今年を振り返ってみても4月の101円45と7月の91円73を除くと、
大半は93円60−98円60の5円幅に収まっています。
その中でも年前半は上限に近いいところでのもにもみ合いで、それ以降は下限に近いところでの
もみ合いとなっており、現在もその流れの中にいます。
結局はこう着状態から抜けられず、米経済指標の発表を受け、一喜一憂しているというのが
今の状況です。
雇用、住宅の指数を観る限り底入れは近く、いつか「あの時が底だった。」ということに
なろうと思います。
しかしながら、市場参加者の相場観は依然として「円先高感」も根強く、
米財政赤字拡大に伴うドルの垂れ流しをその根拠に挙げる向きも多いようです。
いずれにしてもドルの方向性を決定づける材料待ちです。
ユーロの動きもはっきりしません。
ユーロドルでは1.40−1.43、ユーロ円で133円ー136円のレンジが続いています。
先日のGDPでは独仏の二カ国がプラス成長を遂げましたが、トリシェ総裁は慎重な姿勢を
崩さず「極めて困難な道のりが待ち構えている可能性がある。」とし、
出口戦略については言及しません。
今週は再び米住宅指標の発表があります。
住宅市況改善が継続的な傾向なのかどうか見極めたいと思います。
■ 今週の注目材料 ■
- 8/24 (月)
重要な経済指標はありません
- 8/25 (火)
米 2年物国債入札
米 6月S&Pケースシラー住宅価格指数
米 6月FHFA住宅価格指数
米 8月リッチモンド連銀製造業指数
米 8月消費者信頼感指数
- 8/26 (水)
欧 8月独ifo企業景況感指数
米 7月耐久財受注
米 7月新築住宅販売
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
- 8/27(木)
欧 9月独GFK消費者信頼感調査
米 7年物国債入札
米 4−6月期GDP改定値
米 ブラード・セントルイス連銀総裁
- 8/28(金)
日 7月失業率
欧 8月ユーロ圏消費者信頼感
米 7月個人消費・支出
米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数
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