マーケット・プレディクション(5/19〜5/23)
バーナンキFRB議長の前職は米プリンストン大学経済学部の教授でもあり世界的にも著名な経済学者でした。
一方ポールソン財務長官の前職は米ゴールドマン・サックスのCEO(最高経営責任者)でした。
金融マンとして最高峰を極めたビジネスマンだったわけです。
サブプライムローン問題が発生してから既に10ヵ月が経過しました。
この間世界中の金融機関、とりわけ欧米の大手金融機関は巨額の損出計上を余儀なく
されました。
これまでの金融機関の歴史の中でこれほどの金額(日米欧で合計29兆円。5月16日日経新聞より)
を評価損として計上した記録はなかったことでしょう。
リスク資産を値洗いし、評価損を計上すると同時に、中東を中心とする政府系ファンド
からの
資本増強にも積極的でした。
FRBをはじめ世界の中央銀行は「信用収縮」を避けるため大量の資金を市場に供給
してきました。
その結果ドル/円は95円台から105円台へと、丁度10円戻してきたわけです。
バーナンキFRB議長
- 「正常な状態にはなおほど遠い」(5/13講演で)
- 「市場は不安定な状態が続いている」(5/15講演で)
とサブプライム問題への警鐘を鳴らし続けています。
ポールソン財務長官
- 「金融市場の混乱は終わりに近い。」(5/16講演で)
と今回の問題は収束に近いことを何度も繰り返しています。
立場の違いはあるといえ、この二人の認識の違いは何なんでしょう?
学者である議長は「ファンダメンタル」重視、金融マンである財務長官は「テクニカル」
重視・・・・
このような捕らえ方で説明はできないでしょうか?
われわれの仕事は、ここからドル/円は110円に向かって上昇するのかあるいは、
再度100円を割れて下落するのかを予想することです。
個人的には後者の立場で、再度100円割れがあると予想していることは以前何度か
述べておりましが正直なところ、先週までの動きでは判断できませんが、今週には
多少なりとも方向性が見えてくるのではないかと考えています。
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 103.00 〜 106.00
ユーロ/円 159.00 〜 164.00
ユーロ/ドル 1.5200 〜 1.5800
■ 今週の注目材料 ■
- 5/19
- 日 日銀政策決定会合(20日まで)
- 米 4月景気先行指数
- 5/20
- 米 4月生産者物価指数(PPI)
- 5/21
- 欧 ECB理事会
- 米 FOMC議事録
- 5/22
- 米 週間失業保険申請件数
- 米 住宅価格指数
- 5/23
- 日 日銀金融政策決定会合議事要旨(4月8,9日分)
- 米 4月中古住宅販売件数
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