マーケット・プレディクション(10/5〜10/9)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 87.00 〜 92.00
ユーロ/円 ・・・ 128.00 〜 134.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4500 〜 1.4900
先週は、週初に円が急騰し88円23銭を記録し、1月に付けた「87円10銭を目指す」展開が
市場のコンセンサスになりつつあったようでした。
90円台に戻す場面もありましたがドルの戻りは重く、週末には9月の雇用統計が事前予想より大幅に
悪化したことから再び88円台半ばまでドルが下落しています。
週末のG7では「過度の為替変動は経済、金融に悪影響」と共同声明にも盛り込まれましたが、
市場は「主要国の為替水準に対する認識は一致していない。」との判断にドル安傾向に歯止めは
かかっていません。
事実、先週のイングランド銀行総裁の「ポンド安はイギリス経済に有効。」と発言したことから
ポンドは大きく下落しています。
その後ECBのトリシェ総裁は「ドル高は世界経済にとって必要。」と発言し、
対ドルで1.48台半ばまで強含んだユーロ高を遠回しに牽制しています。
さらにスイスは積極的にスイスフラン売り、ドル買い介入を継続的に実施しています。
このように、主要各国はリーマン破たんから1年が経過し、ようやく先行きに明るさが
見え始めた自国経済が為替レートによって翻弄されることを避けたいとの思惑が見え隠れ
しています。
また米国は米国で「強いドルは国益だ。」とのコメントを繰り返すようになってはいますが、
ドル安が米経済回復にとってプラスであることは自明の理です。
このように、市場が各国の為替水準に対する温度差の違いを突いてくるようだと
現在のドル安傾向が反転するのはそ簡単ではなさそうです。
先週金曜日の雇用統計が市場予想より大幅に悪化したことでドルが急落する場面がありましたが、
NYクローズは89円後半でした。
土曜日の朝この数字を知ってやや驚きましたが、今週も流れとしてはドルの底値を探る展開が
続きそうです。
主要国が足並みを揃えて「ドル高は世界経済に必要」との認識を持たない以上、
やはり鍵を握るのは「出口戦略」になります。
相対的に金利水準が高いということが重要な要素になってきます。
その金利に関しては今週、ECB、BOE、そしてRBA(オーストラリア中銀)の
政策金利発表が相次いであります。
ユーロ圏、イギリス政策金利据え置きは決まりかと思います。またRBAについても
今回引き上げの可能性は少ないと思いますが、仮に据え置きとしてもどのよな
メッセージを市場に残すか注目する必要があります。
早ければ年内にも政策金利引き上げの可能性があるからです。
ドル円は引き続き88円台をキープできるかどうかがポイントになりそうです。
9月の90円台と同様、88円台まで売り込まれるものの、切り返しも早く
ドル売り持ち筋の買い戻しも旺盛かと思えます。
■ 今週の注目材料 ■
- 10/5 (月)
欧 8月ユーロ圏小売売上高
米 9月ISM非製造業景況指数
- 10/6 (火)
豪 8月貿易収支
豪 RBAキャッシュターゲット
欧 IMF年次総会
- 10/7 (水)
日 8月景気動向指数
欧 第2四半期GDP確報値
米 8月消費者信用残高
- 10/8(木)
日 8月貿易収支
日 9月景気ウオチャー調査
豪 9月失業率
欧 8月独鉱工業生産
欧 ECB政策金利
英 BOE政策金利
米 週間失業保険申請件数
米 8月卸売売
上高
- 10/9(金)
日 8月機械受注
欧 9月独消費者物価指数
欧 9月独貿易収支
米 8月貿易収支
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