今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(10/12〜10/16)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  88.00 〜 92.00
ユーロ/円 ・・・ 130.00 〜 134.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4500 〜 1.4900





先週は、週を通じてドルの底値を探る展開でしたが、そんな状況でも

木曜日には88円01銭までドルが売られたにも関わらず88円を割ることなく、

ドルが戻る展開でした。

そして、週末にはバーナンキ議長の講演をきっかけにドルが買い戻され、週明けのアジアでは

90円台に乗せています。

90円台乗せは10月1日以来約2週間ぶりです。

85円を目指すという声もあった中、円はひとまず「今年の最高値更新」を回避したようです。



経済指標の改善傾向に急ブレーキがかかってきた現状、すぐに「出口戦略」が実施される

ことは考えられません。

しかし、ここにきてドルを取り巻く環境に変化が表れてきました。

まず、円以外にもアジア通貨が大きく上昇しており、韓国、インドネシアなどが

自国通貨を売って、ドルを買う「為替介入」を実施していることです。

ECBのトリシェ総裁が「強いドルは世界経済に有益」とのコメントを発表したことも

その一つです。

そこにオーストラリアの利上げが加わり、「ドルの先安感」に変化がでてきたと思われます。



今週はそのドルがどこまで戻すか「上値」を探る展開になりそうです。

ポイントをいくつか整理しておきます。

14日に公表されるFOMCの議事録の内容がポイントになろうと思います。

本日の「アナリストリポート」にも掲載しましたが、このところFRB関係者や

地区連銀総裁の金利水準に関する発言が活発化しています。

このため、議事録で利上げに関して突っ込んだ議論がなされていたとすれば

ドルサポート材料になりそうです。

また、14日からは米大手金融機関の7−9月期の決算発表が相次ぎます。

先陣を切ってJPモルガンチェースが発表し、今週中に大手が顔を揃えます。

この決算内容によってNY株式市場が大きく影響を受け、それに伴って債券市場、

為替市場が影響を受けるからです。



月曜日は東京と、NYが休場で大きな動きはないでしょうが、明日からの動きに

注目です。

90円台半ばを抜けてくると92円も視野に入ってくる可能性もあります。

クロス円の動きと同様に、90円台が固まってくるかどうかが今週の焦点です。

■ 今週の注目材料 ■



10/12 (月)


                        
  • 米  休場(コロンバスデイ)                               
  • 10/13 (火)


          
  • 日   日銀金融政策決定会合(14日まで)        
  • 欧   10月独 ZEW景況感調査 
  • 欧   10月ユーロ圏 ZEW景況調査   
  • 10/14 (水)


            
  • 日   9月消費者態度指数             
  • 米   9月小売売上高     
  • 米   FOMC議事録公表(9月22.23日分)  
  • 米   7−9月期決算発表 → JPモルガンチェース                                      
  • 10/15(木)


     
  • 日   8月鉱工業生産・確報値       
  • 欧   ECB月例報告  
  • 欧   9月消費者物価指数・確報                      
  • 米   9月消費者物価指数                      
  • 米   週間失業保険申請件数   
  • 米   10月NY連銀製造業景気指数
  • 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数 
  • 米   7−9月期決算発表 → ゴールドマン・サックス、シティーグループ、IBM,グーグル              
  •  
    10/16(金)


     
  • 欧   8月貿易収支   
  • 米   9月鉱工業生産  
  • 米   10月ミシガン大学消費者信頼感指数         
  • 米   7−9月期決算発表 → BOA,GE                                   

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。