マーケット・プレディクション(11/2〜11/6)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 88.00 〜 92.50
ユーロ/円 ・・・ 130.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・ 79.50 〜 83.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4500 〜 1.5100
円は先週米第3四半期のGDPの大幅な伸びを受けて売られ92円33銭まで
下落しました。
その時点でも指摘しましたが、大幅に伸びたパワーは民需ではなく、政府による
大規模な財政出動が主因でした。
市場はそのあたりを読み、先週末の個人消費の低迷から再び米経済の先行き不安が
台頭し、株式市場が大きく調整しています。
同時にリスク資産売却の動きから金などの商品も売られ、安全資産としての円へ需要
が高まりました。
そして、今朝(11/2)・・・。米CITグループの破綻の報に円が急騰し、一時89円20銭まで
円高ドル安が進みました。
GDPなど経済指標は改善しながらも上昇しないドル。
その理由を幾つか述べてみたいと思います。
先ずテクニカルで観てみますと、一目均衡表の「雲」は92円あたりからドルの上値に
おいかぶさるように位置しています。
ドルの上昇を頭から押えるような形を観て取れると思います。
しかも、その「雲」は厚く、上値は限定的でることを示唆しています。
次に消費者心理の低下です。
地方銀行の破綻は既に115行に達しています。
地方では商業用不動産を中心に住宅の価格は依然として下落基調です。
企業は先行きが不透明なことから雇用を増やそうとはしません。
今週発表される雇用統計で、「失業率」は10%に乗るのではという予想もあります。
このような状況ではこ個人の収入は増えることはありません。
この影響から先週発表の個人消費は5か月振りに前月比マイナスを記録しました。
消費者心理を月次調査しているミシガン大学は先週「家計が悪化した」との回答が10月に
13ヶ月連続で過半数を上回ったと発表。(日経新聞)
そして三つ目は株式市場の先安感です。
米企業決算の改善を先取りするかのように上昇を続けてきた米株式市場が「調整」を
続ける可能性が高まってきています。
先週末約250ドルもの大幅な下げを記録したことで「恐怖指数」(VIX指数)も急上昇しました。
この結果、リスク資産を売却する動きが加速し、クロス円は軒並み下落、円買いに弾みがつく
結果になっています。
今週は各国政策金利の発表が目白押しです。RBA,BOE,ECBと続きます。
また米ではFOMCが開催され、ゼロ金利再策に関する現状認識が公表される可能性も
あります。
今週はドル下落リスクがやや高まってくると予想します。
■ 今週の注目材料 ■
- 11/2 (月)
米 ISM製造業景況指数
米 タロールFRB理事講演
- 11/3 (火)
豪 RBAキャッシュターゲット
欧 決算発表 → 独BMW,スイスUBS
- 11/4 (水)
豪 9月小売売上高
欧 9月ユーロ圏生産者物価指数
米 10月ADP雇用者数
米 10月ISM非製造業景況指数
米 FOMC
- 11/5(木)
日 日銀金融政策決定会合議事録要旨(10/13,14日分)
豪 9月貿易収支
欧 9月ユーロ圏小売売上高
欧 決算は発表 → BNPパリバ
英 BOE政策金利発表
欧 ECB政策金利発表
米 週間失業保険申請件数
- 11/6(金)
日 9月景気動向指数
英 G20(イギリス)
米 10月米雇用統計
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