今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(11/16〜11/20)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  88.00 〜 92.00
ユーロ/円 ・・・ 131.50 〜 135.50
豪ドル/円 ・・・  82.00 〜 85.00
ユーロ/ドル・・・ 1.4700 〜 1.5300





先週1週間の円の値幅が非常に狭く、方向感のつかめない取引に終始しました。

失業保険申請件数など経済指標の改善で90円台半ばを試す場面もありましたが、

勢いはなく、上値は限定的でした。

一方、下値の方も89円台前半では利食いのドル買いなども観られ、一気に

88円台に突入するような見方も観られません。

結局、円はユーロ、豪ドル、カナダなどの「リスク選好通貨」が大きな値動きを見せる中

「蚊帳の外」といったところでした。



11月に入ってからの値動きは「三角保ち合い」を形成する動きでした。

10月27日の92円33を頂点とするレジスタンスラインと10月7日を

底値とするサポートラインが徐々に近づきつつあります。

そして、エネルギーがたまっている分どちらかのラインを抜けた場合には勢いが

加速すると観ています。

現在のところ「下値のリスク」の方が高いと観ています。

その理由としては・・・・。


1.全体としてドル安傾向は継続中で、特にユーロ、豪ドル、カナダなどに対してドルは売られ易い

  状況が続いています。円もその流れの中、上昇スピードは異なるものの買われ易い。

2.オーストラリアなど「出口戦略」をいち早く実施した国がある中、FRBは当面現行の

  金融政策継続のスタンスを表明しています。一方、ECBは同様なスタンスをとっているものの

  ニュアンスがやや異なり「適切な時期に実施する」とのメッセージを残しています。

3.春先からの景気刺激策が功を奏しファンダメンタルズは改善していたものの、ここにきて

  ややブレーキがかかってきました。個人消費などは依然として先行き不透明です。

4.国内からの要因として、上半期決算を終えた輸出企業は下期の為替レートをドル円の場合には

  90円に設定(一部85円のところもありますが)しており、このため円の先高感が払拭されない

  状況では90円から上のレベルでドル売りの実需を持ち込む可能性が高いと思われます。 



このようにリスクとしてはドル下落のリスクの方がより高いと思われますが、

円もドルと同様「低金利通貨」の仲間です。

ドル高円安の可能性があるとすれば、クロス円での大幅な円売りが観測された場合かと思います。

今週も材料には事欠きません。

本日には、小売売上とNY連銀製造業景況感が発表されます。

同時にバーナンキFRB議長の講演が予定されており、金融緩和の継続が確認されるような

講演内容だとドルが売られることが予想されます。

また、住宅関連の指標も多く発表されます。

中古住宅、ケースシラーなどが改善を見せていることから、18日の住宅着工件数が

注目されています。

■ 今週の注目材料 ■



11/16 (月)


                        
  • 日 第3四半期GDP   
  • 米 10月小売売上高
  • 米 11月NY連銀製造業景気指数 
  • 米 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
  • 米 7月〜9月期決算 ゼネラル・モーターズ(GM)                                                                                                         
  • 11/17 (火)


                
  • 豪 RBA議事録            
  • 英 10月消費者物価指数   
  • 欧 9月ユーロ圏 貿易収支  
  • 米 10月生産者物価指数   
  • 米 11月NAHB住宅市場指数         
  • 11/18 (水)


            
  • 欧 9月ユーロ圏 経常収支  
  • 英 BOE議事録                   
  • 米 10月消費者物価指数  
  • 米 10月住宅着工件数                          
  • 11/19(木)


     
  • 日 日銀金融政策決定会合          
  • 日 9月景気動向指数       
  • 英 10月小売売上高指数 
  • 米 週間失業保険申請件数 
  • 米 11月フィラデルフィア連銀景況指数                          
  • 米 10月景気先行指数                            
  • 米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演               
  •  
    11/20(金)


     
  • 欧 10月独 生産者物価指数                             

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。