マーケット・プレディクション(12/7〜12/11)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 87.00 〜 91.50
ユーロ/円 ・・・ 131.00. 〜 136.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 83.50
ユーロ/ドル・・・ 1.4750 〜 1.5250
1週間で約6円の値幅。
12月に入ったとたんに相場は大きく動き始めました。
11月最後の金曜日の早朝、円は85円を切り84円82銭まで急騰。
きっかけはその週のFOMCで「現状の為替水準を容認」したことと、「低金利はしばらく継続」
との内容を市場が読み取ったことでした。
「米国は現状のドル安に不満はなく、出口戦略の実施は遠のいた。」これらを材料にドル売りに
拍車がかかったわけです。
そして先週、まず伏線として、日銀が12月1日に臨時金融政策決定会合を開き「10兆円規模の量的緩和」を
決めたました。
これによって円の金利が低下し、円急騰にやや歯止めがかかっていました。
そして先週、12月の最初の金曜日には雇用統計の大幅改善にドルは大きく買い戻され、対円では
90円78銭まで円安が進みました。
この結果、1週間で5円96銭、約7%と大幅なドル高を記録しました。
直近10月のドル反発局面と比較してみると、10月5日の88円01銭から10月26日の
92円33銭までのドル戻しは記憶に新しいところですが、
この間のドル反発幅は4円32銭、率にして4.9%にとどまっています。
こう観てくると今回のドルの戻りの大きさは、かなりの値動きだったことが理解できます。
しかも今回のドル高はこれまでの動きとは異なっています。
米株式市場などの上昇を背景に、対円ではドル高円安が進んでも、対主要通貨ではドル安でした。
今回はユーロ、豪ドル、カナダなどの「リスク選好通貨」に対してもドルは大きく買われ「ドル全面高」
の様相でした。
このように観てくると,足許、ドル円は底値を付けた可能性が高いと思われます。
注意しておきたいのは「目先の底値」をつけたと言っても、ドルがこのまま上昇チャネルに入っていく可能性は
低いという点です。
ポイントとしては、すでに改善傾向にある非農業部門雇用者数が今回のように大幅な改善傾向を強めるのかどうか
です。その意味では来年早々に発表される12月の雇用統計が相当注目されます。
また、上述の雇用統計の結果をうけ、米2年物国債は上昇し、徐々にではありますが利上げを織り込むような
動きをしており、これが米短期金利上昇圧力になっています。
日銀による量的緩和の影響から円の短期金利は下落傾向にあります。
今後このドルと円の金利が逆転するのかどうかも、もう一つのポイントになりそうです。
実需のドル売り予約も取り遅れていることから、90円台からの上値は限定的と観ています。
85円〜90円へのレンジに戻るという予想が最も妥当な見方かと思います。
■ 今週の注目材料 ■
- 12/7 (月)
欧 独10月製造業受注
米 10月消費者信用残高
米 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
- 12/8 (火)
日 10月経常収支
日 10月貿易収支
日 10月景気動向指数
日 11月景気ウォッチャー調査
欧 独10月鉱工業生産
加 中銀政策金利発表
米 オバマ米大統領経済演説
- 12/9 (水)
豪 10月貿易収支
欧 独10月貿易収支
欧 独10月経常収支
欧 独11月消費者物価指数
英 英財務相が2010年度財政見通しを演説
- 12/10(木)
NZ RBNZオフィシャル・キャッシュレート
日 10月機械受注
豪 11月新規雇用者数
豪 11月失業率
欧 ユーロ圏ECB月例報告
欧EU首脳会議(ブリュッセル)
英 BOE政策金利発表
米 10月貿易収支
米 新規失業保険申請件数
- 12/11(金)
中 11月工業生産高
中 11月貿易統計
米 11月小売売上高
米 12月ミシガン大学消費者信頼感指数
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