マーケット・プレディクション(12/14〜12/18)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 87.00 〜 91.50
ユーロ/円 ・・・ 128.00 〜 133.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 83.50
ユーロ/ドル・・・ 1.4350 〜 1.4850
先週後半からドルは堅調です。
円を含む主要通貨に対してドルが買い戻されています。
特にユーロに対しては、一時1.45台後半までドル高が進んでいますが、
ドルは円に対しても強含んでいることから、ユーロ円では大きな変化は観られません。
足許は、ドバイショックの再燃に揺れ動こうとしています。
本日(12/14)償還期限を迎えるドバイワールドのナキールの債務問題は間もなく、
債務不履行か政府による救済かの決断を迫られます。
ナキールの財務状況は急激に改善するとは思えず、デフォルトの可能性が高いと
思われます。
既に最悪の事態が予想されているとはいえ、それが活字として流されると、市場の反応は
避けられないところしょう。
興味深いのはシカゴ通貨先物市場における投機筋の建て玉です。
ユーロドルに関しては、11月中から12月の第1週までは2万枚〜2万5千枚程度の
ユーロロング・ドルショート(買い持ち)だったものが、先週8日現在ではついに
ユーロショート・ドルロング(売り持ち)にポジションを大きく変えています。
やはり、ギリシャ、スペインの国債格下げへの影響や、ドバイ問題から、ユーロ先安へと
相場観をシフトしたと観ることができると思います。
雇用統計、小売売上高など、米経済指標の改善を背景にドル買い戻しが市場では支配的です。
金、原油などの商品相場の大幅下落。米長期金利に上昇など、これまでとはやや様相が
変わってきたと感じ始めているところです。
円でいえば、90円台が定着するところまでに行っていませんが、ドルの下値を徐々に固めつつ
あるとも観られます。
上述シカゴ先物市場での円の持ち高も「円大幅ロング」から徐々に減少しはじめています。
本邦輸出企業のドル円設定レートが概ね90円程度であることから、90円に乗せるとドル売りが
ドルの上昇を抑えるという展開が予想されますが、これも今後の相場観次第ということが
言えます。
今週の注目は15日から行われる今年度最後のFOMCでしょう。
11月の雇用統計では非農業部門失業者数が市場予想を大幅に上回る改善を見せ、円は90円台後半まで
売られました。
注目はこの雇用統計を受けてFOMCのメンバーが景気に対してどのような見方をするのかという
点です。
利上げの実施時期が多少でも早まる内容のコメントをするのか、あるいは、従来のスタンスを
変えないのか注目です。
いずれにしても、上値の重い展開が続くドル円ですが、足許では少しずつ変化が見てとれます。
今週の材料は、次の動きを予想するきっかけになるかも知れません。
■ 今週の注目材料 ■
- 12/14 (月)
日 日銀短観
日 10月鉱工業生産
欧 ユーロ圏10月鉱工業生産
中東 ナキールの35億ドル債償還期限
- 12/15 (火)
豪 RBA議事録
英 11月消費者物価指数
欧 独12月ZEW景況調査
欧 ユーロ圏12月ZEW景況調査
米 11月生産者物価指数
米 12月NY連銀製造業景気指数
米 11月鉱工業生産
米 12月NAHB住宅市場指数
- 12/16 (水)
豪 第3四半期GDP
欧 ユーロ圏11月消費者物価指数
米 11月消費者物価指数
米 11月住宅着工件数
米 11月建設許可件数
米 FOMC政策金利発表
- 12/17(木)
米 新規失業保険申請件数
米 11月景気先行指数
米 12月フィラデルフィア連銀景況指数
- 12/18(金)
日 日銀金融政策決定会合(発表)
欧 独11月生産者物価指数
欧 独12月IFO景況指数
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