マーケット・プレディクション(1/4〜1/8)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 90.00 〜 94.00
ユーロ/円 ・・・ 130.00 〜 135.00
豪ドル/円 ・・・ 82.00 〜 84.50
ユーロ/ドル・・・ 1.400 〜 1.4600
昨年12月4日(金)に発表された米11月の雇用統計をきっかけにドル円は大きく反発をしています。
11月のドル安値からは1ヶ月間で約8円50銭の値幅でドル高が進んだことになります。
この値幅は私も含めて市場参加者にとってはやや驚きでした。
ちょうどクリスマス休暇や年末年始の閑散期であったとも言えますが、ここまで円が売られるとは
予想外でした。円はこの間、ドル以外の通貨に対しも大きく下落しています。
「ドバイショック」の影響から「安全通貨としての円」に買いが殺到して85円割れを示現しましたが、
多くの市場参加者は「円がそれほど強いわけはない。」と理解しながらも、売られても限定的で、
すぐさま反発したことで、いつしか「強い円」に慣らされていたとも言えます。
その結果、円のロングが積み上げられ「80円割れ」をターゲットとする雰囲気も醸成されて来ました。
しかし、上記米雇用統計の大幅改善以来、投機筋は円買いポジションを急激に圧縮していました。
昨年末時点ではそのポジションは完全に逆転し、「円ショート」に変わっています。
つまり、それらポジションの巻き戻しがドルを93円台まで押し上げたとも言えます。
ではなぜ、ポジションをひっくり返すまで円を売り戻したのでしょうか?
米長期金利の上昇も大きな要因でしょうが、根底にはいずれ日米金利差が大きく拡大するとの
読みがあったように思えます。
ファンダメンタルズの改善傾向が進む米国。
一方、デフレ傾向が一段と進み、利上げは当分見込めない日本。
昨年、民主党が圧勝し政権交代が実現した際には円が買われました。
日本の「新しい夜明け」に対する期待感から円が買われたわけですが、その後の政策を観てみると
どうやら期待が先行し過ぎたようで、政策が発表されることに歩調を合わせるかのように円が売られた
とも言えます。
今年は米経済指標がさらに改善傾向を強め、「出口戦略」の実施次期をめぐる戦いになりそうです。
既に6月のFOMCで利上げがある確率は6割程度、9月まで延ばすと9割程度が
利上げを織り込んできています。
その際決めてとなりそうな指標が「失業率」です。
失業率が3ヶ月程度連続で改善傾向を示し、8%台を示す状況になれば、利上げは「カウントダウン」
に入ったと言えるでしょう。
その点からも今週末の雇用統計は重要な意味を持ってきます。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/4 (月)
米 12月ISM製造業景況指数
- 1/5 (火)
欧 独12月失業率
欧 ユーロ圏12月消費者物価指数
米 11月中古住宅販売留保
米 12月新車販売台数
- 1/6 (水)
豪 11月住宅建設許可件数
欧 ユーロ圏11月生産者物価指数
米 12月ADP雇用者数
米 12月ISM非製造業景況指数
米 FOMC議事録(12月15、16日分)
- 1/7(木)
豪 11月貿易収支
豪 11月小売売上高
欧 ユーロ圏12月消費者信頼感
欧 ユーロ圏11月小売売上高
英 BOE政策金利
米 週間失業保険申請件数
- 1/8(金)
日 11月景気動向指数(速報値)
欧 独11月小売売上高
欧 独11月貿易収支
欧 独11月鉱工業生産
欧 ユーロ圏第3四半期GDP(確報値)
欧 ユーロ圏11月失業率
米 12月雇用統計
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。 |