今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/18〜1/22)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  89.00 〜 92.50
ユーロ/円 ・・・ 128.00 〜 134.00
豪ドル/円 ・・・  82.50 〜 85.50
ユーロ/ドル・・・ 1.4200 〜 1.4600





ドル円は年初から神経質な動きを繰り返しています。

ドル円単独というよりも、ユーロ円、豪ドル円などのクロス円の影響を受けている

側面もあると思えますが、今年1年も為替にとって「激動の1年」になることを

予感させています。



改善傾向が鮮明な米経済ですが、発表される内容は依然として強弱まちまちです。

このあたりを理由にFRBも慎重な姿勢を崩さず、「出口戦略」に関して

時期尚早とのコメントを発しているものと思われます。

市場の見方も「年内後半に利上げ」と「年内利上げはない」との意見で

大きく分かれており、この見方が今年の円相場の見通しを左右しています。

つまり、利上げがあるとの立場に立てば、年後半には「ドル高円安」に振れると観るのは

順当でしょうが、逆に利上げがないと観れば再び円高と予想できます。

利上げがあるかないか、この重要は政策を決定するファクターとすれば

やはり「失業率」と「雇用者数」が鍵を握っていると言えます。



1月8日発表の雇用統計では「ネガティブサプライズ」でしたが、その前の月は

「ポジティブ」でした。

これで帳消しになった格好でしたが、果たして来月はどうでしょう?

頭の片隅に入れておきたいのは11月の非農業部門の雇用者数はわずかでは

ありますが、約2年ぶりに「プラス」に転じたということです。

少なくとも、雇用者数の数字の変化を見れば改善傾向は鮮明だと

見えるのですが。



先週からの動きを見ていると、ドルは円に対しては弱含んでいますが、

ユーロ、豪ドルには上昇しています。

とりわけ、ユーロについては先週1.45台の半ばまでユーロ高が進んだあと

急落し、豪ドルも含めてドル高傾向を示唆しています。

メドとすれば前回のユーロ安局面でも割り込まなかった1.4250に注目して

います。

仮に割り込むことがあれば、円高傾向である円にもブレイキがかかり、

円安に跳ねることも想定できます。

もちろんその場合、クロス円が円高に振れることは十分考えられます。



雇用統計が終わり、市場は米主要企業の決算発表に注目が集まっています。

今週は大手米銀の決算が出そろいます。

増益期待が大きいだけに、結果次第ではドル売りに繋がる可能性も否定できません。

ドル円での90円50と90円は引き続き重要なポイントと観ています。

どちらかと言えばドル安円高のリスクの方が高いと観ていますが、正直なところ

方向感は掴めません。

■ 今週の注目材料 ■



1/18 (月)


                              
  • 日   日銀支店長会議   
  • 欧   ユーロ圏財務相会合(ベルギー)   
  • 米   休場(キング牧師生誕記念日)                                                                                                             
  • 1/19 (火)


      
  • 欧   1月独ZEW景況感調査
  • 欧   1月ユーロ圏ZEW景況感調査             
  • 米   1月NAHB住宅市場指数   
  • 米   10−12月期決算発表 → シティーグループ  
  • 1/20 (水)


            
  • 欧   12月独生産者物価指数     
  • 米   12月生産者物価指数
  • 米   12月住宅着工
  • 米   12月建設許可件数    
  • 米   10−12月期決算発表 → モルガンスタンレー、バンカメ、ウェルズファーゴ                      
  • 1/21(木)


                  
  • 欧   ECB月例報告   
  • 米   週間失業保険申請件数   
  • 米   1月フィラデルフィア連銀景況指数  
  • 米   10−12月期決算発表 → ゴールドマンサックス、アメックス、グーグル     
  •  
    1/22(金)


         
  • 米  10−12月期決算発表 → GE                                                 

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。