今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(2/1〜2/5)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  88.00 〜 92.00
ユーロ/円 ・・・ 123.00 〜 128.00
豪ドル/円 ・・・  78.50 〜 82.50
ユーロ/ドル・・・ 1.3550 〜 1.4050





先週はオバマ大統領の「金融規制案」の発表を受け、世界的にリスク資産の圧縮の

の動きから、通貨では ドルと円が買われ、金、原油など商品相場も軒並み下落しました。

加えて、中国では一部商業銀行に「窓口指導」の動きもあり、金融引き締めへの

懸念からリスク回避の動きが加速しました。

その結果、円は一時89円前半まで買われる場面もありましたが、先週末の米「第4四半期GDP」の

発表を受け90円台・・・・・の取引で週越えとなっています。



不透明感が拡大していると言えます。

投資家は「リスクテイク」を嫌い、安全資産へと資金が向かっています。

その結果、株式を売り、債券を買う動きが鮮明になってきており、米長期金利の低下に

繋がっています。

通貨では、ドルと円が買われ、これまで買われてきた高金利通貨も大幅に下落しています。

とりわけユーロの下落が顕著です。



ユーロドルは昨年12月3日に、1.5141までユーロ高ドル安が進み、その後ほぼ一貫して

下落基調になっています。

この間の下落幅は約1300ポイントと大幅でした。

現在、1.38台ぼ後半で取引されていますが、この水準は極めて重要だと言えます。

テクニカルでは週足の「200日移動平均線」が1.3870近辺にあり、目先重要な

サポートになっています。

週足ですから、この水準を割り込むと相場が大きく転換したことを意味し、1.35割れも

無いとは言えません。

逆に言えば、相当強固なサポートとも言えます。ここは一旦、1.3860割れをストップに、

ユーロドルをロングで仕込んでみるのも面白いかもしれません。



豪ドルもユーロ同様下落基調が続いています。

ただ、ユーロと決定的に違うのは、これまでドル安の影響として両通貨はともに買われましたが、

豪ドルは金利水準や経済状況がユーロとは大きくということです。

ユーロの金利は円の金利とほとんど変わりませんが、オーストラリアでは昨年10月から

3ヶ月連続で利上げを行っており、あす2日のRBAの政策金利発表でも利上げの可能性が

噂されています。

実態経済の好調さから「インフレ懸念」さえあるオーストラリアと、ギリシャ、ポルトガル

など財政問題に苦しむ国々を抱えているユーロ圏ではその内容は大きく違います。

豪ドルはいずれ反転すると観ていますが、下値は最大で0.85台前半と予想します。



今週は週末に米雇用統計が控えています。

失業率の改善は見込めないものの、非農業部門雇用者数は昨年11月に続きプラスに

転じると予想されています。

米経済が力強く回復するにはまだ時間が必要なことは当然ですが、まず、雇用者数が

プラスに転じることが不可欠です。

プラスの状況が続けば、失業率もやがて減少に転じるからです。

その意味からも、今回の雇用統計の中身が注目されます。

■ 今週の注目材料 ■



2/1 (月)


                                 
  • 米  12月個人消費支出   
  • 米  12月ISM製造業景況指数                                                                                                                        
  • 2/2 (火)


      
  • 豪   RBAキャッシュターゲット    
  • 米   12月中古住宅販売留保                
  • 米  ボルカー経済再生諮問会議長が議会証言         
  • 2/3 (水)


  • 豪   12月貿易収支        
  • 欧   12月ユーロ圏小売売上高      
  • 米   1月ADP雇用者数 
  • 米   1月ISM非製造業景況指数                                
  • 2/4(木)


                  
  • 豪   12月小売売上高    
  • 英   BOE政策金利発表     
  • 欧   ECB金融政策発表    
  • 米   週間失業保険申請件数 
  •  
    2/5(金)


         
  • 日  12月景気動向指数(速報値)
  • 欧  12月独鉱工業生産     
  • 米  1月雇用統計  
  • 加   G7(カナダ、6日まで)                                            

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。