マーケット・プレディクション(3/29〜4/2)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 91.00 〜 94.00
ユーロ/円 ・・・ 121.00 〜 126.00
豪ドル/円 ・・・ 81.50 〜 85.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3100 〜 1.3700
先週はドル全面高の展開でした。
きっかけはユーロの大幅な下落です。
ユーロドルは先週だけで約300ポイント下落し、一時昨年5月以来の
1.32台半ばまでユーロが売られました。
ギリシャの財政赤字支援を巡ってEU内で意見が分かれたことを突かれた
格好です。一応IMFも含めた支援体制で合意したことで、最悪の事態は
回避できましたが、今後事あるごとにユーロが乱高下しそうです。
売られたのはユーロだけではありません。
円も大幅に売られました。先週は92円96銭と、こちらも今年1月4日
以来の円安水準です。
ユーロ安に引っ張られた側面が強いと思われますが、円自体にも材料がなかった
わけではありません。
鳩山政権の支持率の急低下や、2月消費者物価指数がマイナス1.2%と、
1年以上連続して物価が下がり続ける異常な状況に、先進諸国の中でもっとも
利上げのタイミングが遅れるとの見通しから金利差に着目した円売りも加わりました。
さらにテクニカルからも「週足」のトレンドラインでは2007年6月を頂点とする
レジスタンスラインを今日上抜けしています。
これは約3年ぶりの現象で、相場の転換が起こった可能性が高いとみられます。
ひとまず90−95円のレンジを安定させ、1月に記録した今年のドル最高値である
93円78銭を試しに行くものと予測します。
特に今週は日米共に重要経済指標の発表を控え、それぞれの指標が相場に影響を与えるものと
予想できます。
すなわち、本邦では明日の失業率と鉱工業生産。そして、4月1日の日銀短観です。
米国では30日のケースシラーと31日のADP雇用数。さらに週末の雇用計は言うまでも
ありません。
その中でも3月雇用統計では10年に一度の国勢調査の影響も加わり、市場では
既に20万人から30万人の大幅な雇用者数増加を見込んでいます。
雇用者数がプラスに転じれば、約1年半ぶりの増加ということになり、利上げの実施時期が
早まるとの見方が高まりドル買いに勢いがつくことも考えられます。
ただ、あまり早くに雇用者数増加の見通しが大勢を占めるようなことになると
実際の指標発表時には、逆にドルが売られることもないとは言えません。
発表直前にドル円がどの程度の水準で取引されているかも重要なポイントかも
知れません。
豪ドル円は先週で上昇への足固めを終えたと観ます。
これまで83円台が「売り場」であった豪ドル円は84円台まで買われ、
80−83円のレンジを上抜けした可能性があります。
ドル全面高の展開の中、ユーロや円は売られ易い地合いが続きますが、豪ドルは
米ドルに対して弱含むものの、上記両通貨ほどは売られないと思われます。
絶対的な金利水準が豪ドル安を妨げているからです。
今後さらなる利上げも見込まれている豪ドルです。
ロングの水準さえ間違わなければ投資妙味は高いでしょう。
■ 今週の注目材料 ■
- 3/29 (月)
欧 3月ユーロ圏消費者信頼感(確報)
欧 3月独消費者物価指数
米 2月個人消費支出
- 3/30 (火)
日 2月失業率
日 2月鉱工業生産
米 1月S&Pケースシラー住宅価格指数
米 3月消費者信頼感指数
- 3/31 (水)
豪 2月小売売上高
欧 3月独失業率
欧 2月ユーロ圏失業率
欧 3月ユーロ圏消費者物価指数
米 3月ADP雇用者数
米 3月シカゴ購買部協会景気指数
- 4/1(木)
日 日銀短観
中 3月中国製造業購買担当者景気指数
欧 2月貿易収支
米 週間失業保険申請件数
米 3月ISM製造業景況指数
- 4/2(金)
欧 ロンドン欧州主要市場は休場(イースター)
米 株式市場・商品市場休場(イースター)
米 3月雇用統計
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