マーケット・プレディクション(4/19〜4/23)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 91.00 〜 94.00
ユーロ/円 ・・・ 122.00 〜 127.00
豪ドル/円 ・・・ 83.00 〜 87.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.3600
先週1週間はほぼ93円を挟む展開で推移していたドル円でしたが、週末に予期せぬ
事態が発生し、一気に91円台後半まで円高が進みました。
米証券取引委員会(SEC)が世界の金融機関の中でも「勝ち組」とされている
米ゴールドマン・サックスの提訴に踏み切りました。
証券詐欺の疑いで提訴されたわけですが、ゴールドマンはこの訴訟に対して
徹底的に戦うとコメントしています。
訴追の内容は、ゴールドマンがサブプライム住宅ローンに関連したCDOの
組成と販売を「逆張りの帝王」と言われるポールソン氏と組んで販売した
というもの。CDOの下落を見込んだポジションでポールソンファンドは
10億ドル(約920億円)の利益を上げたとされています。
争いの焦点は販売に際して、重要事項を開示していたかどうかよいうことに
なろうと思いますが、今回の米SECの訴追を契機に独、英でも金融当局による
調査が開始されるとの報道もあります。
世界の金融機関の中でも群を抜く収益性を誇っているゴールドマンですが、
その収益の源泉が法に触れているとすれば今後の金融機関の活動に与える
影響は少なくありません。
今回のゴールドマン問題の成り行きを見ないかがり為替相場を予想することは
難しい状況ですが、まずこの問題がしばらく尾を引くとすれば、ドル円にとって
ドルが下がったからといって単純にドル買いを進めるわけにはいきません。
テクニカルでは91円30−40に「200日移動平均線」と「フィボナッチリトリースメント」
のサポートが存在する位置です。
この水準は一旦はドルを拾っておきたいところですが、91円割れも想定できなくはありません。
同時に、先週末は「ゴールドマンショック」に関心を寄せられ、注目されなかった米経済指標ですが、
3月の「住宅着工件数」と「住宅許可件数」はともに大きく伸びていました。
これまで「住宅」と「雇用」に不透明感が残っており、その中で先月の雇用統計では
「雇用」の改善傾向が確認されるようになっています。
最後の懸念材料である「住宅」にも改善が見られれば将来の出口に繋がることになり、ドルサポート材料に
なることは頭の中に入れておきたいと思います。
一方、ユーロ円などのクロス円では依然として「下値を探る」動きになると観ます。
とりわけユーロ圏でアイスランドの火山噴火の影響は思ったより深刻な状況で、
実体経済にも影響を与えそうです。
ギリシャ問題も依然として解決には程遠い状態です。
テクニカル的にはユーロドルもユーロ円ともに上値の重さを示しており、よほどのサプライズでも
ない限り上値は限定的です。
ギリシャ自身の「人災」に加え、アイスランドの火山噴火という「天災」が追い打ちを
かけているユーロは反転のきっかけを掴めそうもありません。。
■ 今週の注目材料 ■
- 4/19 (月)
米 3月景気先行指標
米 1−3月期決算発表 → シティーグループ、IBM
- 4/20 (火)
豪 RBA議事録
欧 4月独ZEW景況感調査
米 1−3月期決算発表 → ゴールドマン、アップル
- 4/21 (水)
英 BOE議事録
米 1−3月期決算発表 → AT&T、ウェルズファーゴ
- 4/22(木)
欧 4月ユーロ圏消費者信頼感
米 週間失業保険申請件数
米 3月生産者物価指数
米 3月中古住宅販売件数
米 2月住宅価格指数
- 4/23(金)
欧 4月独IFO景況指数
英 第1四半期GDP
米 3月耐久財受注
米 3月新築住宅販売件数
米 1−3月期決算発表
米 G20(ワシントン)
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