マーケット・プレディクション(5/10〜5/14)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 90.00 〜 94.00
ユーロ/円 ・・・ 115.00 〜 121.00
豪ドル/円 ・・・ 80.00 〜 85.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2500 〜 1.3100
先週日本では大型連休が前半にありました。後半に入り為替市場は大きく動きました。
特にユーロと円は「バンジージャンプのようだった」という表現する人がいた程
乱高下しました、ドル円は年初来来高値の94円99銭を記録した翌日には
NY市場で87円95銭まで円高が進み、ユーロ円も約10円ほど円高が進みました。
ギリシャ発の混乱が南欧のポルトガル、スペイン、イタリアなどの国々に及ぶのでは
との連想から主要国株式市場が大幅に下落し、特にNYではダウ平均株価が、人為的な
ミスがあったとの報道もありますが、1日で1000ドルに迫る下落を記録しました。
その後週末の雇用統計では市場の予想を超える雇用者数の増加発表され、円は一時93円台
前半まで下落しています。
言うまでもなく、市場の混乱の震源地はギリシャです。
そのギリシャ危機にIMFとユーロ主要国は1000億〜1100億ユーロの
緊急融資を決めています。
19日に償還期限の来るギリシャ国債85億ユーロの「デフォルト」はひとまず回避できました。
また、ユーロ圏財務相理事会はユーロ防衛のための基金創設を決めています。
今朝の一部報道ではその規模は「5000億ユーロ(約60兆円)」と伝えています。
市場は、目先混乱は収まる可能性があるとの見方から「リスク回避」の巻き戻しの動きが
優勢となり、ドル高円安、その他主要通貨もドルに対して上昇しています。
現状では、これら基金創設がどこまで有効か判断できませんが、ECBを中心に
ユーロ防衛の姿勢をきっちりと市場に示すことは意味のあることと思います。
問題はこれらの政策が評価されて欧米各国株式市場が下げ止まるかどうかが重要です。
中でも、この3日間で630ドルの下落を見せたNY株式市場が下げ止まるか
ここが非常に注目されます。
仮に今夜(5月10日)NY株式市場が大きく反発すれば円は大幅に売られ、主要通貨は軒並み
上昇するからです。
1日で、ドル円で4円、ユーロ円で9円も値幅がある状況化では「テクニカル分析」は
ほとんど役に立ちません。
しかし、敢えてドル円のテクニカルを見てみなすと、先週のドル円底値は87円95銭
でした。直近のドル高値は94円99銭でしたから、その間の値幅は7円04銭ということに
なります。
フィボナッチリトリースメントで観てみますと、半値戻しで91円47銭、61.8%で
90円64銭という数字が導きだされます。
また、先週末のNYではドル高値が93円27銭でした。
つまり、この間の下落幅の75%を一瞬ではありますが戻したことになります。
その結果、「日足」のドル円ローソク足では「かなり長い下ヒゲ」が出現しています。
そして、この下ヒゲの長さは昨年11月27日に85円を割り込み、その後ドル高が進んだ
際の下ヒゲよりも長いことを記憶に留めておくべきでしょう。
緩やかにドル高円安に戻ると観ています。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/10 (月)
日 日銀金融政策決定会合議事要旨(4/6,7日分)
欧 3月独貿易収支
英 BOE政策金利発表
- 5/11 (火)
中 4月消費者物価指数・卸売物価指数
欧 4月独消費者物価指数
米 3月卸売売上高
- 5/12 (水)
日 3月景気動向指数
欧 ユーロ圏第1四半期GDP速報値
欧 3月ユーロ圏鉱工業生産
米 3月貿易収支
- 5/13(木)
日 4月景気ウオッチャー調査
豪 4月雇用統計
米 週間失業保険申請件数
- 5/14(金)
米 4月小売売上高
米 4月鉱工業生産
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。 |