今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(5/24〜5/28)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  89.00 〜 93.00
ユーロ/円 ・・・ 109.00 〜 115.00
豪ドル/円 ・・・  72.00 〜 81.00
ユーロ/ドル・・・ 1.210 〜 1.2700





世界景気減速の懸念が広がっています。

市場はリスク回避からポジションを閉じ、資金撤退の流れが広がっています。

背景にはEU諸国の財政問題を中心に世界を巻き込んだ株安があります。

しかし、ユーロにいたっては過去最大の売りポジションの買い戻しで

先週は値を戻しました。一時、対ドルで1.26後半まで上昇しました。

ポジション解消の動きは豪ドルにも見えます。

先週だけで対ドルで800ポイント以上、対円で約10円も下落しています。

連日高値更新していた金も売りが優勢になってきています。



ユーロは買い戻しと材料出尽くした感もあり、底をついたようにも見えますが、

EU財政危機は未だ問題が山積みということに変わりはありません。

対円で一度109円台をつけましたが、

その時にはECBによるユーロ買い介入の観測が広まりました。

これにより買い戻しも入り、さらに独空売り規制の発表から

市場はEUの財政危機が相当深刻だと受け止め

世界規模で為替、株式、商品先物など投機資金の引き上げという背景が

ユーロ買いを加速させたのではないでしょうか。

今週、ユーロは材料待ちの状態と見てますので

方向感が見えるまで様子見るか、小さい利ザヤを取りに行くという

スタンスがいいのかと思います。

注意点としては値幅が広いので、欲を出すと大きくやられるという点です。



豪ドルも大幅に下落してしまい、ユーロ以上の乱高下となってます。

71円台をつけた時にはRBAの豪ドル買い介入の噂もあがってきていました。

利上げ観測後退からヘッジファンドのポジション解消やストップロスを巻き込んでの下落、

押し目買いもありますが市場は弱気でこちらも様子見ムードとなっています。



ドルは方向感が定まりません。

ユーロや豪ドルに動きがあれば、つられて動くと思いますが

今週は米中戦略・経済対話や米経済指標も多いので

結果次第では米株高になりドルが上昇というのも考えられます。



荒い値動きの相場になっていますし、テクニカルもまだまだ読み取りづらいので

「休むも相場」という格言にもあるように勝つためには休むことも必要です。



■ 今週の注目材料 ■



5/24 (月)


  • 米   米中戦略・経済対話(25日まで)
  • 米   4月米中古住宅販売件数   
  • 5/25 (火)


     
  • 米   米中戦略・経済対話
  • 米   3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 
  • 米   5月消費者信頼感指数  
  • 米   5月リッチモンド連銀製造業指数 
  • 5/26 (水)


  • 日   日銀政策会合議事録
  • 米   4月耐久財受注   
  • 米   4月新築住宅販売件数                    
  • 5/27(木)


  • 米   第1四半期GDP(改定値)    
  • 米   週間失業保険申請件数        
  •  
    5/28(金)


      
  • 日   4月失業率
  • 米   4月個人所得
  • 米   4月個人支出
  • 米   5月シカゴ購買部協会景気指数

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。