マーケット・プレディクション(6/7〜6/11)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 90.00 〜 93.00
ユーロ/円 ・・・ 107.00 〜 113.00
豪ドル/円 ・・・ 73.00 〜 78.00
ユーロ/ドル・・・ 1.1700 〜 1.2200
先週は鳩山総理の突然の辞任に、それまで90円台前半で推移していた円は
じり安となり先週末には92円の後半までが下落しました。
その後、米雇用統計の発表を受け非農業部門雇用者数が事前予想よりも
大幅に悪化していたことから、一時91円半ばまで円買いが進みました、
失業率は0.2ポイント改善していましたが、非農業部門雇用者数は43.1万人と、
国勢調査要員(41.1万人)を除いた雇用の伸びが小幅に留まったこと、
さらに、直近2ヶ月分も下方修正されたことでNY株式市場の大幅安に繋がったものと
思われます。
これまでの展開とはスピード感が異なるものの、リスク回避の動きから
円買いが進んだようです。
問題はユーロドルです。
重要な節目と観られていた1.20をついに割り込み1.19台半ばまでユーロ売りが
加速しました。
今朝のアジア市場でもその流れは変わらず、一時1.19を割り込み1.1877まで
ユーロ安が進んでいます。
テクニカルで観ても、短期的に売られ過ぎのシグナルはあるもののサポート水準が
見つかりません。
恐らく先週の取引レンジであった1.20−1.25から、新しいレンジである
1.15−1.20に入った可能性が高いと思われます。
今週はFRB関係者の講演が相次いであります。
9日(水)にはバーナンキ議長の議会証言も予定されています。
今回の雇用統計で示された雇用者数増加ペースの鈍化を受けて、利上げに関しては
否定的な見方の内容になるものと思われます。
仮にそうだとすればドル売り材料とみなされ、市場ではドル安ユーロ高に振れる
はずですが、そういった状況でもユーロが反発しないところに、足元の根強い
ユーロに対する不信感があると言えます。
少なくとも、現状のユーロドルは米国の悪材料には反応せず、ユーロ圏の悪材料には
すかさず反応を見せるようです。
1.20を大きく割り込んだユーロは、今週、底値を確かめに行く展開になるのでは
と、予想します。
先週、韓国釜山で行われたG20では中国の人民元切利上げの議論がなされた模様です。
ガイトナー財務長官は会合後の記者会見で、その事実を述べています。
これまで繰り返してきたように人民元切り上げは、いつあってもおかしくない
状況です。
ユーロ圏での財政赤字問題が世界経済に大きな影響を与え始めたことで、切り上げに
踏み切れなくなったものと思われます。
つまり、ユーロ圏の財政赤字問題が市場で材料視され続けている間は、人民元問題は
「封印」されるものと観ています。
円は依然として明確な方向感はありません。
先週92円台後半まで売られたものの、今日のアジアでは91円割れまで買い戻されています。
やはり、ユーロの動きに引っ張られているとおもいますが、90円を大きく割り込み
円高が進むとは思えません。
90円半ばから下では拾っておきたいと思います。
■ 今週の注目材料 ■
- 6/7 (月)
欧 4月独製造業受注
欧 ユーロ圏財務相会合
米 4月消費者信用残高
- 6/8 (火)
日 4月貿易収支
日 4月景気動向指数
日 5月景気ウオッチャー調査
欧 4月独貿易収支
欧 4月独鉱工業生産
米 デュークFRB理事講演
- 6/9 (水)
米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
米 バーナンキ・FRB議長議会証言
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 6/10(木)
豪 5月雇用統計
英 BOE政策金利
欧 ECB理事会
米 4月貿易収支
米 週間失業保険申請件数
- 6/11(金)
米 5月小売売上高
米 6月ミシガン大学消費者信頼感指数
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