今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(6/14〜6/18)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・  90.00 〜 93.00
ユーロ/円 ・・・ 108.00 〜 113.00
豪ドル/円 ・・・  75.00 〜 80.00
ユーロ/ドル・・・ 1.1800 〜 1.2400





ユーロドルが今朝の東京市場で約20日ぶりとなる1.22台まで反発

しています。さすがに1.220台での滞空時間は短く、すぐに1.21台後半

まで戻されていますが、先週まで続いていた「ユーロは戻りを売っておけば安心」

という雰囲気に少しづづ変化が表れているように感じられます。

しかし、基本的にはユーロを取り巻く環境に何の変化もありません。

先週火曜日現在のシカゴIMM先物のユーロ建て玉を見ても、その前の週に比べ

ユーロ売りのポジションは増えており、投機筋は依然としてユーロ先安観を変えてない

ことが分かります。

トリシェECB総裁が先週の理事会後の記者会見で、国債の買い取り継続を表明したことや

米株式市場が大幅反発したことから、ややリスク回避の動きが後退したことによる

資源国通貨高などからユーロドルは1.22台まで買い戻されていますが、反発は限定的

と見ています。

戻りは一時的なもので、今後は緊縮財政の効果が出始め、域内のファンダメンタルズが

悪化してくることは避けられないと見ています。

17日〜18日にかけてEU財務相会合が開かれますが、特に目新しユーロ防衛策は

でてくる可能性は少ないでしょう。

ここは戻りを売り、再び1.2割れを待つスタンス継続でいいと思います。



方向感のないドル円ですが、先週来「三角保ち合い」を形成しつつあります。

4時間足、8時間足では92円15までに「100日移動平均線」や「200日」が

上値を押さえそうな気配ですが、もしそれらを超えるようなら、逆に「三角保ち合い」を

上抜けすることになり、ドル上昇に弾みがつくことも考えられます。

これまでの相場観では現在の水準である91円80−92円にかけては「売り場」

でした。しかし、上記の水準が抜けるかどうかはしっかり確認することが必要です。

水準だけで、あるいは、相場観だけで売るのはやや危険です。



豪ドル米ドルが急速に値を戻しています。

今朝の東京市場で0.85台半ばを抜けたことで8時間までのテクニカルでは

買いシグナルが点灯しています。

8時間足では雲も上抜けし、遅行スパンも「好転」してきました。

ターゲットは4時間足の「200日」がある0.8635辺りと見ています。

豪ドルがそこまで上昇すれば、ユーロドルも恐らく1.22台後半の可能性もありますが

ユーロについては依然弱気であることは上記の通りです。



いよいよサッカーワールドカップが始まりました。

もともと欧州はサッカーの盛んな地域です。

もしかしたら、揺れているユーロも一時的に値動きが縮小される可能性もあります。



■ 今週の注目材料 ■



6/14 (月)


  • 豪   シドニー市場休場(女王誕生日)
  • 日   日銀金融政策決定会合(6/15まで) 
  • 欧 4月ユーロ圏鉱工業生産                                                                                                                 
  • 6/15 (火)


     
  • 豪   RBA議事録   
  • 欧   6月ユーロ圏ZEW景況感調査      
  • 欧   4月ユーロ圏貿易収支 
  • 米   6月NY連銀製造業景気指数
  • 米   6月NAHB住宅市場指数                                         
  • 6/16 (水)


               
  • 米   5月生産者物価指数            
  • 米   5月住宅着工件数   
  • 米   5月鉱工業生産
  • 米   5月設備稼働率                            
  • 6/17(木)


  • 欧   ECB月例報告   
  • 米   5月消費者物価指数  
  • 米   週間失業保険申請件数   
  • 米   6月フィラデルフィア連銀景況指数
  •  
    6/18(金)


              
  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(5/20.21日分) 
  • 欧   5月独生産者物価指数                              

  • ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。