マーケット・プレディクション(6/21〜6/25)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 89.00 〜 93.00
ユーロ/円 ・・・ 109.00 〜 114.00
豪ドル/円 ・・・ 77.00 〜 82.00
ユーロ/ドル・・・ 1.200 〜 1.2500
ひと月ほど前から人民元の切り上げは「いつあってもおかしくない」と述べてきましたが、
19日、中国人民銀行は「国内外の経済・金融情勢とわが国の国際収支の状況に基づき、
人民銀行は人民元の為替形成メカニズムの改革をさらに進め、元相場の弾力性と高める」
との声明文を発表いたしました。
事実上の人民元切り上げを容認したことになります。
これまでかたくなに人民元の切り上げを拒んできた中国政府も、今週末にカナダの
トロントでで開催されるG20を前に「矢おもて」に立たされることを避けた、
ある意味政治的な判断だったと思えます。
ただ、実際の為替相場はこれまで通り上下0.5%の変動幅は変えず、元が強含むとしても
緩やかなものになると思われます。
これまで米ドルの動きに固定(ドルペッグ)されていたものが、「通貨バスケット方式」に
移行することで、今後はドル以外のユーロ等の通貨にも影響を受けることになります。
バスケットの中身である各通貨の割合を見ないと判断できない部分はありますが、
大幅な変動にはこれまでと同様為替介入をすると見られ値動きは限定的です。
今後は今回の背政策変更が中国経済にどのような影響が出てくるかに、また政策金利の
引き上げの可能性などに注目しなければならいないと思います。
また、円に与える影響も軽微なものとなそうです。
問題は米ドルに対する人民元相場が現在の水準からの上昇が小幅にとどまった場合、
米国から再び圧力がかかる可能性があることです。
オバマ大統領は今回の中国の決定に対し「建設的な一歩だ」と一応の評価はしていますが、
米議員の間では既に「不十分」との声も上がっています。
今週1週間の元相場の行方次第ではG20での議論の対象となる可能性も残されている
と観ます。
ユーロドルは、中国人民元弾力性が高まる、との報道を受けて今朝のオセアニア市場では
1.24台後半までのユーロ高が進む場面がありました、
しかしその後、注目されていた人民民元の対ドル相場が6.8725と発表され、
ほとんど変わっていないことが確認されるとユーロ売りがかさみ1.23台半ばまで
売られています。
非常にに読みにくい相場となっており、今夕の欧州市場で、どのような反応を見せるか
開けて見なけらば分からないという部分があります。
今週は明日22日からのFOMCに注目が集まります。
雇用、住宅などに景気の悪化を示す指標が相次ぎ、FOMCで景気の現状に対して
どのような認識が示されるかが注目されます。
景気の底割れ懸念が示されるようなことになると、ドル売りが加速し、ユーロドルの
1.25台乗せが見られるかもしれません。
■ 今週の注目材料 ■
- 6/21 (月)
日 5月全国百貨店売上高
日 5月全国コンビニエンスストア売上高
- 6/22 (火)
独 6月独IFO景況指数
欧 6月ユーロ圏消費者信頼感(速報)
米 5月中古住宅販売件数
米 6月リッチモンド連銀製造業指数
米 4月住宅価格指数
米 FOMC(6/23まで)
- 6/23 (水)
独 7月独GFK消費者信頼感調査
英 BOE 議事録
米 5月新築住宅販売件数
米 FOMC
- 6/24(木)
米 5月耐久財受注
米 週間失業保険申請件数
米 米ロ首脳会談(ワシントン)
- 6/25(金)
日 5月消費者物価指数
米 第1四半期GDP(確報値)
米 6月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
加 G8 (カナダ・、ムスコカ)
加 26日よりG20(カナダ・トロント)
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