マーケット・プレディクション(7/19〜7/23)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 85.00 〜 88.50
ユーロ/円 ・・・ 109.00 〜 113.00
豪ドル/円 ・・・ 73.00 〜 77.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2500 〜 1.3000
先週のドル円は一貫してドル安円高でした。
週初だけは参院選の結果を受けて円安が進み、一時89円台に乗せる場面もありましたが、
レジスタンスポイントでもあった89円30を抜け切れず押し戻されています。
もっとも、先週強含んだのは円だけではなく、主要通貨は全面高で、ドルの一人負け
といった様相でした。
背景は再び米経済指標の悪化が確認されたことと、FOMCの議事録では複数の
メンバーが景気回復の鈍化を認識し、デフレ懸念さえもあると報告されたことでした。
さらに、GDPの見通しや失業率も下方修正され、その後の製造業指数も市場予想を
大きく下回っていたことで米景気に対する不安感が台頭したことです。
先週末には消費者信頼感も市場予想を大きく下回って、ドル円は一気に86円台の前半まで
円高が進んでいます。
円は節目の87円台を割り込んだことで、昨年11月に記録した85円割れが意識されます。
この水準から下値については、ドル買い意欲も見られると思いますが、流れは円高ドル安で
あろうと思います。
米景気の急回復は考えにくく、23日発表される欧州金融機関のストレステストの結果で
予想外に不良債権が積み上がったており、ユーロ安ドル高が進んだとしても円の下落は
限定的であうと思います。
怖いのは85円を割り込んでしまうことです。
一旦割り込むと、下値のメドが見えなくなるからです。
さすがにこの水準では政府日銀によるドル買い介入の可能性も出てきますが、仮にあったとしても
現段階では、実弾ではなく口先介入の可能性の方が高いと予想しています。
従って、流れを変えるような効果は期待できないということになります。
注目は、今週米議会の上下院で行われるバーナンキ議長の議会証言です。
FRBは先週米経済成長の見通しを下方修正したばかりです。
利上げどころか、デフレの可能性も論議され始めた中で、議長が米景気の現状に
どのような認識を示すのかが注目されます。
「今後米経済は、下落リスクが高い」などの見方が示されると、ドル売りが加速する可能性が
高まります。
このように書いてきると、ドルに対して相当弱気だと見られそうですが、実際問題として
ドルを買う材料を挙げるのには苦労をします。
株は安く、金を含む資源価格も下げています。
市場は明らかに「リスク回避」の姿勢を強めており、ドル離れが進んでいます。
ドル円はこれまでも、米景気の回復傾向が確認されるたびにドル高に振れてきました。
しかし、その流れは続かず全て押し戻されてきました。
現在もその流れは変わっていないと思います。
■ 今週の注目材料 ■
- 7/19 (月)
日 祝日(海の日)
米 7月NAHB住宅市場指数
米 第四半期決算発表 → IBM
- 7/20 (火)
豪 RBA議事録
米 6月住宅着工件数
米 6月建設許可件数
米 第四半期決算発表 → アップル、ゴールドマン・サックス、ヤフー
- 7/21 (水)
日 日銀金融政決定会合議事録(6/14,15日分)
英 BOE議事録
米 バーナンキFRB議長上院で議会証言
米 第四半期決算発表 → ウェルズ・ファーゴ
- 7/22(木)
欧 7月ユーロ圏消費者信頼感指数
米 週間失業保険申請件数
米 6月中古住宅販売件数
米 6月景気先行指数
- 7/23(金)
独 7月IFO景況指数
英 第2四半期GDP
米 バーナンキFRB議長下院で議会証言
米 第四半期決算発表 → マイクロソフト、アメックス
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