マーケット・プレディクション(7/26〜7/30)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 85.00 〜 89.00
ユーロ/円 ・・・ 110.00 〜 115.00
豪ドル/円 ・・・ 75.00 〜 80.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2600 〜 1.3200
欧州金融機関のストレステストの結果が公表されましたが、概ね予想の範囲でした。
欧州銀行監督委員会が求めている自己資本比率6%に満たない金融機関の数は7行
と、既に予想されていた通りです。
結果公表以後には「査定基準が甘い」との意見が続出しましたが、ここは、欧州各行の
資産内容が明らかになったことでよしとすべきでしょう。
これで目先最大のイベントが終わって、今後は欧州各国の財政状況と、実体経済に
焦点が移っていくものと見ています。
先のカナダでのG20でも参加各国は「景気から財政へ」大きく舵を切り替えるべきだとの
内容が確認されています。
それらを踏まえ、ドイツをはじめ欧州各国は緊縮財政に積極的に取り組む姿勢を見せています。
足元ではユーロ安による「恩恵」を受け、ドイツ等輸出国の景気は堅調ですが、その
ユーロも対ドルでは最安値から1100ポイント以上もユ−ロ高に振れています。
今後徐々に歳出削減に伴う影響がが出てくることは十分考えれます。
欧州の景気は夏以降の年後半が正念場となりそうです。
円は先週86円前半まで強含み、85円台を意識する展開となりましたが、週末には
米株高、金利高から87円台半ばまで押し戻されています。
ひとまず、85円台突入は避けられましたが、流れは依然としてドル安円高傾向と
見ています。
米経済指標に改善の兆しがみられないことが理由です。
先週のバーナンキ議長も議会で「異例な不確実性」という言い回しをして景気の下振れリスク
に懸念を表明していました。
今後、追加的景気対策が行われない限り、米景気が再び回復基調に戻る可能性は低いと
思われます。
同時に、現在1万ドルの大台を維持しているNYダウの行方も気になるところです。
ダウが再び1万ドルを割り込むと、米長期金利の低下をもたらし、ドル安に繋がるからです。
今週の円の予想レンジとしては85円ー89円を見ていますが、上値の89円を抜けるには
相当なドル買い材料が出てこない限り難しいのではないかと見ます。
クロス円の動きも考慮する必要がありますが、ドルの戻りは89円で一杯で、むしろ85円割れが
みられるようだと、円高が加速する可能性があります。
さすがに85円近辺では介入があるのではないかと取りざたされていますが、「円高が加速する」との
見方がでてこないと、そう簡単に介入が行われれるものでもないでしょう。
円自体に買い材料はないものの、ドル反発への条件は何よりもドル自体の復活が必要です。
今週は注目度の高い住宅関連指標が多く発表されます。
これまでの内容から推測すれば、今週のそれらも改善は期待できません。
仮に悪化した内容だった場合に、市場がそれを「想定内」として無視するのか、あるいは
新たな「ドル売り材料」と見るのかによって相場の展開は大きく異なってきます。
■ 今週の注目材料 ■
- 7/26 (月)
日 6月貿易統計
米 6月新築住宅販売件数
- 7/27 (火)
独 8月GFK消費者信頼感調査
米 5月S&Pケースシラー住宅価格指数
米 7月リッチモンド連銀製造業指数
米 7月消費者信頼感指数
- 7/28 (水)
豪 第2四半期消費者物価
独 7月消費者物価指数
米 6月耐久財受注
- 7/29(木)
独 7月失業率
米 週間失業保険申請件数
- 7/30(金)
日 6月消費者物価指数
日 6月失業率
日 6月鉱工業生産
欧 6月ユーロ圏失業率
欧 7月ユーロ圏消費者物価指数
米 第2四半期GDP(速報値)
米 7月シカゴ購買部協会景気指数
米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
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