マーケット・プレディクション(8/9〜8/13)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 83.00 〜 88.00
ユーロ/円 ・・・ 111.00 〜 116.00
豪ドル/円 ・・・ 75.00 〜 80.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2900 〜 1.3400
先週末の米雇用統計の結果を受け、ドルは全面安の展開となっています。
円も84円台突入目前まで円高が進みましたが、辛うじて85円台割れはまぬがれて
います。しかし、ドル戻りのきっかけをつかめないまま、じりじりと円高が進んでいます。
最も、今回の円高は「ドル安」だとする意見が多く、円以外の主要通貨の動きを見れば
その通りだと言わざる得ません。
ドル反発のきっかけ=米経済指標の改善ですが、雇用、住宅の伸びの鈍化がとくに顕著で
現状ではしばらくこの傾向が続きそうです。
では、秋口は改善するのでしょうか?
問題はこの点です。その見込みがあればこの先ドルが大きく現在のレベルから売り込まれる
可能性は少ないと思いますが、何らかの追加刺激策をとらない限りは米経済指標の下げ止まりは
見込めないと思われます。
雇用が安定しないことから、住宅販売は伸びず、個人消費も低迷しがちです。
それとは裏腹に米国民の貯蓄率は伸びており、米国民は「将来の不安に備えてせっせと
貯蓄をしている」、そんな姿が連想されます。
今週の注目は何と言っても10日のFOMCです。
市場では今回の雇用統計の結果を受け、FRBが追加金融緩和策の発表の行うとの
見方が強まっています。
金利面での下げ余地は限られているため、国債、MBS(住宅ローン担保証券)の
購入に踏み切るのではないかと、見られています。
バーナンキ議長は先週、サウスカロライナ州のチャールストンで講演を行い、
その後の質疑応答で以下のように答えています。
「持続的成長、特に雇用の拡大が見られ始めるまで、われわれは金融政策を通じて
確実に米経済を支え続ける必要がある。これがFRBの仕事だ。われわれは、
回復を目指した強力な金融政策による支援を続けている。」(ブルームバーグ)
このように、バーナンキ議長は、金融政策が必要との認識を示していることから
10日には追加政策に関するコメントが聞かれる可能性が高いと思われます。
本日、月曜日も85円台前半から半ばで推移しているドル円ですが、上記FOMC以外にも
週末には経済指標が多く発表されます。
その内容次第ではドルが反発する可能性もありますが、上値は重く先週同様、88円
までの距離が、実際以上に遠く感じられます。
また、ユーロドルも先週末には1.33台半ばまでユ−ロ高が進み、ドルの独歩安の
様相です。
ドル円を予想するうえでも、ユーロドルの動きに注意が必要です。
テクニカルでは日足の「100日移動平均線」を上抜け、次にターゲットである
「200日移動平均線」の1.3539を目指すかどうか重要な位置にいます。
ユーロがこの水準をテストするようなら、円の高値更新も十分に視野に入りそうです。
■ 今週の注目材料 ■
- 8/9 (月)
日 日銀金融政策決定会合 (8/10まで)
日 7月景気ウオッチャー調査
独 6月貿易収支
- 8/10 (火)
中 7月中国貿易統計
米 FOMC
- 8/11 (水)
中 7月中国消費者物価指数
中 7月中国鉱工業生産
米 7月貿易収支
- 8/12(木)
豪 7月雇用統計
欧 ECB月例報告
欧 6月ユーロ圏鉱工業生産
米 週間失業保険申請件数
- 8/13(金)
日 日銀金融政策決定会合議事要旨(7/14・15分)
独 第2四半期GDP
欧 6月ユーロ圏貿易収支
欧 ユーロ圏第2四半期GDP
米 7月消費者物価指数
米 7月小売売上高
米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数
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