マーケット・プレディクション(8/16〜8/20)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 84.00 〜 88.00
ユーロ/円 ・・・ 108.00 〜 112.00
豪ドル/円 ・・・ 75.00 〜 80.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2500 〜 1.300
ドル円は先週ついに85円を割り込み、84円72銭と、わずかですが昨年11月の
ドバイショック時の円最高値を更新しました。
米経済の底割れ懸念が支配的になる中、直接のきっかけは日米の金融政策の違いが引き金を
ひいた格好となりました。
日銀は金融政策に変更なし。一部では新たな金融緩和策も期待されていましたが特に
言及はありませんでした。
一方米国は、市場予想通りとはいえ、FRBはMBS(住宅ローン担保証券)、国債の
購入を行うことを決定。
この結果、米債券価格は上昇し、長期金利が急低下したことでドル売りが加速しました。
しかし、その後は介入警戒感の高まりと、米7月の小売売上高など米経済指標の改善を
背景に86円台までドルが買い戻されて越週しています。
今週は86円台まで反発したドル円が再び84円を目指す展開になるのかどうかが
注目されます。
上述にように86円台まで押し戻されたとはいえ、ドル戻りの重要な節目である86円30−50
の水準を抜けてはいません。
さらに、重要なレベルである86円台後半がその上に控えています。
8月に入ってのドル円の戻りは全てこの水準でキャップされ、その後押し戻される
展開が続いています。
この水準を上抜けしないかぎりドルのジリ安傾向は続くものと観られます。
米景気の後退が続き、資金が安全資産としてして株から債券に流れており、
米景気の底入れ指標が継続的に出てこない限りドル安の流れは変わらないとの
見方が支配的です。
そんな中でドル反発への期待がかかるのが為替介入です。
さすがに円が85円を割り込んだ際には、野田財務相、白川日銀総裁、あるいは
軽井沢に避暑中の菅総理までもが「円高懸念」の発言を繰り返しています。
一部には財務省と日銀が接触をもったことで「介入は近い」との連想も働きましたが
現状では具体的に行動はなく、それをにおわせるものもありません。
ただ、これまでとは状況が異なってきていることから、再び84円台をうかがう場面では
日銀による為替介入の可能性は高まってきていると見ています。
問題は介入でドル安の流れが変わるのかどうかです。
経験則で言えば、介入で超短期的な流れは変わることがありますが、本来の流れまで
変わることはなかったと記憶しています。
今週も米国からは経済指標の発表が多く、特に明日(17日)には重要指標が控えています。
米景気がすぐに好転するとは思えません。秋口までは「1勝4敗」か「2勝3敗」のような
展開が続くのではないかと予想しています。
仮にそうだとすれば、ドルは本格的に反発する可能性は低いと見ざるえんません。
■ 今週の注目材料 ■
- 8/16 (月)
日 4−6月期GDP
欧 7月ユーロ圏消費者物価指数
米 8月NY連銀製造業景気指数
米 8月NAHB住宅市場指数
- 8/17 (火)
豪 RBA議事録
独 8月ZEW景況感調査
欧 8月ユーロ圏ZEW景況感調査
米 7月住宅着工件数
米 7月建設許可件数
米 7月卸売物価指数
米 7月鉱工業生産
米 7月設備稼働率
- 8/18 (水)
日 6月景気動向指数(改定値)
英 BOE議事録
米 石油在庫統計(週間)
- 8/19(木)
米 週間失業保険申請件数
米 8月フィラデルフィア連銀景況指数
米 7月景気先行指数
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 8/20(金)
日 全国コンビニエンスストア売上高
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