マーケット・プレディクション(9/6〜9/10)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 83.00 〜 87.00
ユーロ/円 ・・・ 106.00 〜 111.00
豪ドル/円 ・・・ 75.00 〜 79.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2500 〜 1.3100
依然としてドルの上値が重い展開が続いているドル円は、先週一時83円66銭を記録。
しかし、介入警戒感やドルショートの積み上がりのよる買い戻しなどから、一気に円の高値を
更新するには至っておらず、84円台前半から半ばの極めて狭いレンジでの取引が続きました。
そんな中、週末の8月雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想ほど悪化していなかった
ことから、ドルが85円台前半まで反発する場面がありました。
しかし、その後発表されたISM非製造業景況指数が予想を下回っていたことで、再び84円台
前半まで押し戻される展開となり、84円台がどちらへも抜けにくい展開となっています。
ただ、そんな中でもNY株式市場は雇用統計の改善に大きく反応しました。
NYダウは127ドル高と3日連続の大幅高です。
為替市場ではドルへの反応は限定的でしたが、株式市場が好転したことで、今後この動きが
ドル高に繋がってくる可能性は否定できません。
それは、米債券が下落期基調を示し、長期金利に底入れ感がでてきたからです。
米長期金利は先月末に2.47%台を記録してから急速に上昇に転じています。
雇用統計発表後には2.7%台に乗せ、これは約4週間ぶりの水準になります。
米金利の上昇はドル高に繋がることから、今後この傾向が続けばドル円でもドルじり高の
可能性は残ります。
前回もこの欄で書きましたが。これまでのドル円の動きは、今回の様に雇用統計などの
経済指標の結果を受けて反発しても、いずれもその数日後には発表以前の水準まで押し戻され
ドルがジリジリと売られる展開が続いてきました。
そのため市場参加には「ドルが上昇したところで売っておけばいずれ利益が取れる」との
相場観が定着しつつあります。
このような相場観がドル円の上値を重くしているとも言えなくはありません。
今回の雇用統計発表後も同様な動きとなり、今のところドル売りが機能するような展開が
続いています。
今週は米国では注目度の高い経済指標は多くありません。
週央に発表される「ベージュブック」で、各地区連銀が担当地区の景気見通しを下方修正する
可能性がありますが、予想以上に悪化との方向が示されるとドルが再び83円台に突入する
リスクはあります。
一方、オバマ大統領は今週末にも追加景気刺激策を発表すると言明しています。
中間層の減税と代替エネルギー分野への投資増額が柱になりそうですが、財源の問題と
内容次第では議会での反発も予想されます。
今のところ、ドル高への影響は限定的だと言わざるを得ません。
こう考えますと、今週も84円台を半ばを中心に上下50銭〜70銭程度の範囲で動くのではないかと
予想しています。
やや膠着状態が深まってきましたが、水準が水準だけに予断は許しません。
■ 今週の注目材料 ■
- 9/6 (月)
日 日銀金融政策決定会合(8/7まで)
米 NY市場休場(レーバーデー)
- 9/7 (火)
豪 RBAキャッシュターゲット
日 7月景気動向指数(速報値)
日 白川日銀総裁会見
欧 ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
- 9/8 (水)
日 7月貿易収支
日 8月景気ウオッチャー調査
独 7月貿易収支
英 7月鉱工業生産
独 7月鉱工業生産
加 カナダ中銀政策金利発表
米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
米 7月消費者信用残高
- 9/9(木)
豪 8月雇用統計
欧 ECB月例報告
英 BOE政策金利発表
米 週間失業保険申請件数
米 7月貿易収支
- 9/10(金)
中 8月貿易統計
加 8月失業率
米 7月卸売売上高
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